ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

とんかつや @岐阜県本巣郡北方町

2019年12月30日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜バスのホリデーパス(※期間限定)を使って移動可能地域をブラブラ。普段自分で運転している時には通らない道や、気付かなかった景色が楽しい。この日の昼食は前から訪問してみたかった北方町の「とんかつや」へ。わざわざ本数の少ないバスを使って最寄りの小さなバス亭で降り、10分程歩いて店へ向かう。この辺りは少し外れると田んぼの中の農道になってしまうかなりの田舎。バイパス沿いにあるとはいえ思い切った場所に店を作ったものだ。完全車社会の岐阜県ならでは。店の中に入ると広い店内は長くて大きなカウンター席のみ。そして広いスペースの中心にまるで舞台のように調理場があるなかなか面白いレイアウト。揚げ方の若い男性(主人かどうかは不明)に給仕女性が3名ほど。様々な種類の高級豚肉もあるようだが、品書きから選んだのは一番基本の「ロースかつ定食」。これだと豚は「岐阜けんとん」という種類になるようだ。せっかくのバス移動なので「ビール」も。

まずはビール(アサヒドライ・中瓶)で喉を潤す。枝豆が付いているのがうれしい。自分が座った頃には続々と後客が来て、すぐに待ちが出る人気ぶり。揚げ方の男性はよく客席を見ていて、逐一指示を出している。卓上には調味料として、とんかつソース、太陽ソース、とんかつ醤油(!)、醤油、岩塩、ドレッシング、太白胡麻油が並んでいる。しばらくして、まずご飯と味噌汁と漬物が置かれ、すぐ後にロースかつがやってきた。一緒に用意された箸の質も良い。かつは金網の上にのっていて千切りキャベツが添えてある。自分好みの細目の衣のかつを箸で取り、ガブリ。脂身の甘味が旨い。そして次は最近巷で流行りの塩で。次は初めて使う”とんかつ醤油”。それだけ舐めてみた訳ではないので普通の醤油とどう違うのかはよく分からなかったけれど、たまりの風味が思いの外いい感じ。そういえばうちの嫁はフライ物に醤油を使うのが好きだな…。でもガキの頃に”好物はとんかつソース”と公言していた自分にとっては、やっぱりソースが一番。独特の風味のある「太陽ソース」もかつと合ってとても良かった。こうやって味を変えながら食べていると全然かつが足りないゾ(笑)。かつ自体は表面に焦げた衣のくずが残っていたり、早喰いの自分でも衣がふやけて崩れ剥がれたりと、想像していた程の完成度は無かったが、充分美味しくいただいた。勘定してもらうと天ぷらの「ふくだや」のカードが置いてあったが、あそこの関係の店とは知らなかったナ。(勘定は¥2,200程)

 

とんかつや

岐阜県本巣郡北方町高屋白木1-51

 

( 岐阜 ぎふ 北方町 きたがたちょう とんかつ 豚カツ トンカツ 定食 ランチ けんとん たいはくごまあぶら とんかつしょうゆ )

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壺屋 @愛知県豊橋市

2019年12月30日 | 愛知県(三河・老舗)

豊橋遠征の締めくくりは、駅構内の「壺屋」へ。豊橋駅の駅弁として有名な創業明治21年(1888)の老舗。元々は旅館として創業し、翌年には既に駅構内での販売許可を得ていたというから駅と共に長い歴史がある。稲荷寿司といえば豊川稲荷。距離の近い豊川とどういう関係があったか分からないが(そもそも稲荷寿司の起源も諸説存在)、地元で親しまれているのみならず、名古屋あるいは東京にも店があるらしい。この日は朝から豊橋市内を散策し、かなりの距離を自転車で廻り、何軒も店を渡り歩いたので(笑)、ヘトヘトな上にお腹はいっぱい。駅構内に実店舗もあるのだが、締めに豊橋餃子を2軒、ビール付きで訪れたのでもう何も入らない。それでもまだ遅い時間ではないので、家に帰ったらまた腹も減るだろうと稲荷寿司は買って帰ることにした。

家に帰ってひと休みした後に、クラシックな包みが素敵な「稲荷寿司」を開ける。紅生姜が添えてある「稲荷寿司」は計個。手が濡れるほどたっぷりとつゆを含んだ油揚げは甘めの味付け。中の酢飯の酢加減は弱く、一緒に口に含むと甘味が勝っている。それでも寿司の不思議でさほど腹が減っていなくともパクパクと口に入れてしまう。結局熱い緑茶と一緒に全部食べてしまった。次に行った時には店に入って麺類と一緒に食べてみようっと。(勘定は¥580)

 

 


 

↓ 国の重要文化財に指定されている「豊橋ハリストス正教会・聖使徒福音者馬太聖堂」(大正2年・1913・建造)も再訪。天気がいいと白く塗られた壁が映えて印象も随分違う。

 

 

 

↓ 国重要無形民俗文化財に指定されているという”豊橋鬼祭”で有名な「安久美神戸神明社。本殿を含む5棟が登録有形文化財に指定されていて、唯一鉄筋コンクリート造りの「神庫」(写真3枚目・昭和5年・1930・建造)も含まれている。

 

↓ 大池通り沿いの「カネ大酒店」(建築詳細不明)に掲げられていた渋い木製文字看板。

 


 

壺屋

愛知県豊橋市花田町西宿無番地 豊橋駅ビル カルミア構内

 

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