ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

まるみ @岐阜県岐阜市

2019年12月13日 | 岐阜県(岐阜)

以前に近くにあった食堂「丸市」に足繁く通っていた時からずっと気になっていた岐阜市月丘町の「まるみ」(看板の表記は〇の中に”み”)。住宅街の中にあり看板はとても小さくて見え辛いし、暖簾は日除けに隠れてしまっているのだが、”やきそば、お好み焼、たこ焼”の文字が見える。営業日や営業時間も分からないので何度も前を通るわりに入ることが出来なかった。最近ずっと店の存在を忘れていて、たまたま近くに寄った時に前を通ると暖簾が掛かって扉が開いている。「おっ」と急遽寄ってみることにした。何となくご高齢のお婆さんがやっていらっしゃるんじゃないかなと想像していたが、シャキッとした年配女性が1人。黒い招き猫が鎮座する店内は鉄板前のカウンター席のみ。なんとビル・エヴァンス(Bill Evans)のピアノ・ジャズがかかっている(!)。壁に書かれた品書きから「やきそば・肉玉」と「お好み・並」を注文(たこ焼はやっていなさそう・未確認)。「やきそばの玉子は目玉?それとも絡める?絡めた方が…」と訊かれたので「そうして下さい。」とお願いした。

試しに「ビールはありますか?」と訊いたら「うちはそういうのやってないの。」とピシャリ。焼いている間にも何件も電話注文が入ってきて忙しそう。持ち帰りの客が多いようだ。みんなよく知ってるんだなァ。まずは玉子を絡めるという「やきそば」が登場。具材は豚コマ、キャベツ、そして玉子。紅生姜が添えてある。玉子は麺に絡めるというよりは薄く焼いて混ぜてある感じ。麺は軟らかく、ソースがしっかりと絡んでいて旨い(ビール呑みたいナー)。後から出てきた「お好み」〔ママ〕はこの地方ではクラシックな店によく見られる薄焼き2つ折りの”一銭洋食”タイプ。最初からヘラでカットされている。もちっとした生地に刻んだキャベツと紅生姜が挟まれていてシンプル。ソースも濃い口だがサラッとしたタイプのものが塗られていて、これまた旨い(ビール呑みたいナー)。そういえばこういう2つ折りタイプのお好み焼きって青海苔をあまり使わない気が。「焼きうどん」や「モダン焼」もあるようなので次回も楽しみ。いや、今度は電話注文しておいて、持って帰ってビール…。(勘定は¥600)

 

まるみ

岐阜県岐阜市月丘町3-2

 

( 岐阜 ぎふ まるみ 〇み お好み焼き おこのみやき 焼そば 焼きそば 持ち帰り テイクアウト モダン焼き 焼うどん 食堂 丸市 丸市食堂 ) 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする