ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

㐂久園 @岐阜県瑞浪市 (※閉店)

2019年12月06日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県瑞浪市の駅前の路地にある食堂「早槻」で食事をした後に近辺を散歩していると、”黒砂糖饅頭”と書かれた木製看板が掛かっただけの地味な建物が目に入った。自分が見た限り屋号の看板は見当たらないし、中を伺っても暗めで店舗らしくない。一度は通り過ぎたのだが、気になってまた戻り、思い切ってドアを開けて中へ入ってみた。店内に陳列された饅頭は「黒砂糖饅頭」ただ1種のみ。ショーケースの脇にはまだあんこの入った容器が置いてある作業場がある。奥からご高齢の主人が出ていらした。少量で申し訳ないが「黒砂糖饅頭」を嫁の分と2個だけ購入。入っていた紙で屋号が判明、「㐂久園(喜久園)」。

持ち帰った饅頭をいただく。ふわっと軟らかい茶色の皮に包まれた小さめの饅頭。この皮の綺麗な茶色はどうやって付けるんだろう。中にはつぶ餡が入っている。いわゆる”黒糖”と聞いて思いだすあの風味とコクは感じられず、ごくシンプルな饅頭といった感じ。2個3個いけるくらい口当たりが軽くて旨い。にしても1種類とは潔い。次は多めに買ってみよう。(勘定は¥90/個)

 


 

↓ バイクで向かったのは今回の瑞浪遠征の目玉、市街地から離れた稲津町にある「稲荷温泉・不老荘」(建築詳細不明)。以前もこの近くの道路を通った事はあったが全然存在を知らなかった温泉。名前通り「荷機稲荷神社」というお稲荷さんの脇にある。ひっそりとして…ちょっと怖い(笑)。入口で声を掛け奥へ。廊下の両脇には大きな畳の間がいくつも。大胆なタッチの絵が描かれた何枚もの襖で仕切られている。脱衣所まではかなり年季が入っているが、浴室内はサッシ窓でシャワー付き。先客はおらず貸切状態なのでお湯の流れるチョロチョロという音のみでとても静か。窓を開けると里山の匂いが入ってくる。かけ流し(加熱)の湯は40℃程とぬるめだが、綺麗でとても気持ちが良く、長湯した。(入浴料¥500)

 

 

 

 

 


 

御菓子処 㐂久園 (喜久園)

岐阜県瑞浪市寺河戸町1098-19

※閉店されました

 

( 瑞浪 みずなみ きくえん 喜久園菓子舗 㐂久園菓子舗 きくえんかしほ 和菓子 まんじゅう 黒砂糖まんじゅう 温泉 銭湯 日帰り温泉 コスモプラナ ラジウム温泉 )

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山本屋 @名古屋市中区・伏見

2019年12月06日 | 名古屋(中区)

伏見の「御園座」近くにある饅頭屋「山本屋」へ。前から歌舞伎を観る度に買おう買おうと思っていたが、いつも終演後に気付き、店が閉まってばかりだった。この日はたまたま伏見近くに居たので寄ってみる。こちら幟にもあるように「うす皮饅頭」で有名。店の前にはひっきりなしに車が停まり、買い求める客が中に入っていく。自分が入った時も社用と思しきスーツ姿の人が何人も立っていた。中のガラスショーケースやショーケースの上にはずらりと様々な種類の饅頭が並んでいる。購入したのはもちろん「うす皮饅頭」と、「杵もなか」の2種類。

店に並んでいる時から分かってはいたが、「うす皮饅頭」は皮といってもほとんどあんこしか見えない。あんこの表面にうっすらと被膜があるかな程度の皮。つまりほぼ”あんこ玉”。だから饅頭自体は白くない。中は程良い甘さの粒あん。これだけあんこが多いと甘過ぎるとくどくなるだろうが、さすがよく考えられていていい感じ。旨い。「杵もなか」は最中種に3つの杵が押された小判型の最中。中は艶のあるつぶ餡で、こちらもまたいい味だった。次の歌舞伎観劇の時には忘れず開演前に訪れて幕間のおやつにしようっと。(勘定はそれぞれ¥140/個)

 


 

↓ 店から三蔵通を堀川に向けて歩くとある旅館「かね秀」(昭和27年・1952・建造)。大相撲名古屋場所の相撲案内所もやっている旅館で、建物は名古屋市の登録地域建造物資産に指定されている。泊まってみたいナ。

 

 

 


 

山本屋

愛知県名古屋市中区栄1-11-25

 

( 伏見 ふしみ やまもとや 山本屋菓子舗 和菓子 御菓子司 薄皮饅頭 薄皮まんじゅう うす皮まんじゅう 近代建築 かね秀旅館 相撲茶屋かね秀 )

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