ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Best Of Herbie Hancock : The Hits! / Harbie Hancock

2019年12月11日 | ソウル・ファンク・R&B

The Best Of Harbie Hancock : The Hits!   / Herbie Hancock (2010)

ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)のベスト盤。といっても写真から分かるようにブルー・ノート期ではなく、マイルスとの仕事を経てエレクトリック・ジャズ・ファンク~フュージョンに傾倒していた70年代から80年代のベスト選曲。テーマからジャケからまるでライノ(Rhino)の仕事のようだがコロンビア・レガシー・レーベルからの発売。この時期のオリジナル・アルバムは「Head Hunters」ぐらいしか持っていないので意外と新鮮。ジャズ・ファンクは好きなのでこの時期のアルバムはもっと掘り下げても良さそうなもんだが、何故だか続かず今に至っている。

前述のアルバム収録の01、02ではブルー・ノート時代の名曲を換骨奪胎。これはこれでカッコイイが、3曲目以降(いきなり70年代後半に飛ぶ)のヴォーカル入りの曲になると何だかしっくりとこない。時代だったのだろうが、いかにもなファンク・ポップ・チューンで、これがハービー・ハンコックである必要が無いというか…。「The Hits!」というくらいだから当時ヒットしたのかな。

MTV世代ど真ん中の自分には何と言っても最終曲「Rockit」の印象が強い。その頃はジャズ・ファンクやフュージョンなんて意識して聴いていなかったけれど、DJのスクラッチ演奏を含むヒップホップを取り入れた楽曲は衝撃的だった。PVも革新的(当時)でインストにしては異例の大ヒットだったんじゃないかな(今の人もテレビ番組のジングルで聴いたことがあるだろう)。自分が特に印象に残っているのはこのPV以降に開催されたグラミー賞のテレビ番組。今では考えられないが、当時は洋楽の祭典がゴールデン・タイムに地上波放送されたりしたのだ。そこでライヴ演奏したのがハービー・ハンコック。PVを再現したセットにブレイクダンサーが紛れていて、それらが突然踊り出した時には大興奮。この演出には度胆を抜かれた(いま観ると「へー」という程度だが、当時の衝撃たるや…)。

オークションにて購入(¥407)

  • CD  (2010/5/11)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Sony Jazz

 

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浅井屋 @名古屋市中区・伏見

2019年12月11日 | 名古屋(中区 老舗)

別の場所で呑んだ後、歩いて伏見の御園通商店街を通って帰る時に麺類食堂の「浅井屋」がまだ開いているのに気付いた。表にあるクラシックなデザインの街路灯が黄色いので店も黄色く照らされている。こちら昭和26年(1951)創業という歴史のある店らしい。時間はもう21時を過ぎているが、つい暖簾をくぐってしまった。手前にテーブル席が並び、奥がカウンター席になっているが、そちらはあまり使われていない様子で少々雑多な感じになっている。年配の女将が1人、それにお孫さんと思しき子供が宿題の最中だった(笑)。まず「ビール(中)」と「どて煮」をお願いする(←まだ呑むのか)。

すぐに「ビール(サッポロ黒ラベル)」と「どて煮」が運ばれた。「どて煮」は意外とたっぷりの量。もつ自体はやや小振り。味噌の風味はしっかりと濃いのでビールでちょうどよかった。テレビを見ながら中瓶を空にして、品書きに”おすすめ”とあった「きしめん」をお願いする。品書きには書いてないが「”ころ”で。」と告げれば問題なく注文が通るのはさすが東海地方の麺類食堂。しばらくして運ばれた「きしめん(ころ)」の水面には蒲鉾、ほうれん草、揚げ、花鰹、という基本的な具材。揚げは甘くは煮ていない。まずはつゆをひと口。色こそ濃くないが塩分は強め。キンキンに冷やしている訳ではなく”ぬる”位のの温度でこれはなかなかイイ。麺を手繰ってみるとこれ以上無いくらいのやわ麺。箸で持ち上げようとするとグズグズと崩れてしまいそう。ヨッパライの胃腸消化には抜群だ(笑)。暖簾が仕舞われたので自分が最後の客のよう。急いで掻き込んで勘定してもらった。次は丼物でもいただこうかな。(勘定は¥1,500)

 

浅井屋

愛知県名古屋市中区栄1-7-15

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ 御園座 あさいや あさい屋 麺類食堂 大衆食堂 うどん きしめん 丼物 )

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