幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

さらばヤンキース

2016-02-19 23:59:58 | 読書
 最近ビンボーなので本代を少々ケチっています。と言っても、新刊を買うのを控えて、昔に買って放置してあった本を少しずつ読んでいるだけなのですが、今日読み終わったのが「さらばヤンキース 運命のワールドシリーズ」(デビッド・ハルバースタム)。新潮文庫今月の新刊、と帯に書いてありますが、発行は平成8年3月1日。ちょうど20年前の新刊です。

 この本はノンフィクション作家として有名な著者が1964年のヤンキースとカージナルスのワールドシリーズを描いたものです。とにかく両チームの選手や監督、コーチ、スカウト、球団フロントなどに丹念に取材をして、当時の大リーグ、そしてアメリカ社会を浮き彫りにした作品。黒人選手が大リーグに登場して間もない時代で、当時まだ色濃く残る人種差別をかなり突っ込んで書き込んでいます。

 名門ヤンキースは名門ゆえに黒人選手の登用が遅れ、逆に新興のカージナルスは積極的に若い黒人選手をチームに迎え入れ、それによってスピードを重視した新しい時代の野球を切り開きました。その象徴的な2チームが対戦したワールドシリーズは第7戦までもつれこんだ挙句にカージナルスが優勝。これ以降、常勝ヤンキースは没落していきます。まさに時代の転換点となったワールドシリーズでした。

 原題は「OCTOBER 1964」。1964年、アメリカは公民権法が成立します。そして当時の日本はちょうど東京オリンピックが開催されている時です。高度成長の真っただ中。僕はまだ3歳。いくら野球に早熟だったとは言え、さすがに当時の大リーガーたちのことは知りません。本書に登場するミッキー・マントル、ロジャー・マリス、ボブ・ギブソン、ルー・ブロックなどの大選手も名前は知っていますが、そのプレーは見たことがありません。ましてその他の選手たちのことは、ほとんど知らないし、あまりイメージが湧かないのが残念です。辛うじて後に大洋でプレーしたクリート・ボイヤーだけ現役時代のプレーを見ていますが。やはりスポーツノンフィクションは登場する選手たちのプレーをイメージできるかできないかの差は、面白さに大きく影響します。

 これが同時代であってももう少し馴染みのある日本の選手だったら、きっともっと面白かったことでしょう。長嶋、王、金田、村山、野村、杉浦、稲尾といった昭和39年頃に活躍していた日本の選手なら、僕も現役時代を知っています。当時は大リーグの試合を今のように中継しているわけもなく、ニュースでもほとんど報道されていませんでしたから、知りようがなかったので仕方ないのですが。

 それにしても20年前の新刊も面白い本は面白いです。もちろんもう新刊は売っていませんが、アマゾンで中古で買えるみたいなので、スポーツノンフィクションが好きで、大リーグが好きで、現代アメリカ史が好きな方なら楽しめるのではないかと思います。
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助っ人の効果と弊害

2016-02-18 23:59:04 | テニス
 ネットで見かけたこちらのブログ「上手な助っ人を呼ぶと合唱団は崩壊する。会社ではどうなる?」。本来はビジネス向けの話なのですが、うちの息子が長年合唱団をやっているので、ついつい読んでしまいました。そして僕もテニスサークルの幹事として同じことを感じていました。

 先のブログは上手な助っ人(エキストラ)を合唱団に入れるのは、確かに効果があって一度は成功するだろうけれど、助っ人なしではダメになる危険性があり、結果として全体の足腰を弱めてしまう、自分たちの実力を地道に上げていくしかない、という内容でした。これをテニスサークルに置き換えると、団体戦で強い助っ人を呼んできて勝とうとするのと同じことです。

 テニスの団体戦はシングルスなりダブルスなりを奇数本数で戦います。国別対抗戦のデ杯なら5本勝負だし、僕たちが毎年夏に参加しているテニスマガジン・ゼビオカップなら3本勝負です。当然のことながら強い助っ人を呼んでくれば勝つ確率はグンと上がります。ゼビオカップなんて1人で2本出られますから3本勝負のうち2本を助っ人に取ってもらえれば、よほど下手なペアと組まない限り負けることはありません。

 実際、ゼビオカップでは時々そういう助っ人を呼んでいるチームを見かけます。大会当日に初顔合わせというチームと対戦したことも何回かあります。プロや実業団ならそうしてでも勝つことが優先だというのはわかりますが、社会人が仲間で出るお楽しみテニスで、そういうことをして本当に楽しいのかなと思いますし、それで仮に勝っても自分たちが勝ったわけではないと思うのですが。

 だから僕は団体戦に助っ人を呼ぶことはしません。忙しくてたまにしか参加しないサークルのメンバーが出ることはあっても、その時だけ実力者を呼んできてまで勝ちにこだわる意味は感じられないからです。もちろん、サークルの練習に上手な人が来てくれて、それで全体のレベルが上がるのは大歓迎です。具体的に言えば、山本麻友美プロに練習をしてもらって、それで実力をつけて団体戦で勝つのは良いけど、山本プロ自身にメンバーとして団体戦に出てもらって勝っても、それは意味が違うだろうということです。

 もちろん山本プロは助っ人ではなく我々のコーチなので少し立ち位置は違います。理想を言えば、我々が力をつけて、山本プロが団体戦のメンバーに入っても違和感がないくらいにまでレベルアップすれば良いのですが、現状はもちろん、将来的にもそれは簡単なことではありません。やはり自分たちが少しずつ成長して全体の足腰を強くしていくことが何より王道だと考えています。
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クイズ番組で知識の棚卸し

2016-02-17 23:54:50 | クイズ
 クイズ好きなのでテレビのクイズ番組は欠かさず見ています。一番好きなのは自分も出て優勝したことがある「アタック25」ですが、視聴者参加クイズ番組は他にないので後は芸能人が出ているクイズ番組ということになります。具体的には「ネプリーグ」「Qさま」「ミラクル9」あたりです。

 この中で番組として一番面白いのは「ミラクル9」で、これはMCのうまさ、解答者のキャスティング、演出のテンポなどが良いからです。「ネプリーグ」もバランスは取れていますが、林先生が鼻につきます。「Qさま」は番組としては下手くそです。MCがバカキャラなのに問題のレベルが高くて釣り合いが取れていないし、尺の計算がちゃんとできないのか、やたらと途中のクイズをカットしている割に、つまらないトークや演出に時間をかけるので、番組の進行状況がわかりづらくなったりしています。以前はもう少しシンプルでクイズを純粋に楽しめたのに、変な演出に力を入れ過ぎです。

 ただ番組としての面白さはともかく、クイズ好きの観点から考えれば「Qさま」の問題が一番楽しいです。と言うのも、他よりレベルが高いし、知識を競うまっとうな問題が多いので歯ごたえがあるのです。他のクイズ番組ではわからない問題というのはほとんど出ません。易しすぎて、ついテレビの解答者に向かって「そんなことも知らないのか」と突っ込んでばかりですが、「Qさま」だけたまに忘れかけている知識を引っ張り出すような問題が出るので、実に良い知識の棚卸しができるのです。

 結局クイズ好きというのは「知識のコレクション」を楽しんでいるわけで、クイズ番組というのはそのコレクションを並べて見せて自慢する場なのです。だから演出とかキャスティングとか、バラエティとしての面白さはなくても、コレクションをたくさん見せられる方が好きなのです。それじゃあ一般受けしないから、どんどん変な演出を入れてっちゃうんだろうけど。

 
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幹事泣かせの雨予報

2016-02-16 23:35:05 | テニス
 今週土曜日に迫った交流戦ですが、なんとまた土曜日の天気が怪しくなってきました。去年11月にも雨で延期になったのに、ここまで延期してもまた雨に降られそうというのは「晴れサークル」としては考えられない異常事態です。よほど相手が「雨サークル」なのかと思ってしまいます。

 今回に限らずテニスサークルの幹事にとって雨は本当に頭痛のタネです。せっかくあれこれ準備しても全部パーですから、これまでの苦労はなんだったんだと虚しくなります。しかも降るなら降るで朝からザーザーと降っていれば諦めもつきますが、降るのか降らないのかハッキリしないのが一番困ります。中止にしたら雨が上がって「やれたんじゃない?」と言われるのも悲しいし、思い切って強行したら始めた途端に降り出してしまい単に集まっただけというのも残念極まりないです。

 まだネットもなかった頃は天気予報も大雑把でしたから、よくそういった空振りがありました。今はネットで詳しい天気予報が見られますから、ピンポイントで何時から何時まで降るかということもわかります。さらに1週間先の予報もかなりの確率で当たるようになってきているので、それに合わせてコートや時間を変えたりすることもできます。「晴れサークル」の裏にはそういう毎日の僕の努力があって成立しているという部分もあるのです。

 しかし今回はさすがに手の出しようがありません。両チーム合わせて40人以上が集まる大がかりなイベントです。小回りが利かないだけに雨の予報なら受け入れて中止にするしかないのです。夏ならまだしもこの季節に雨に濡れながらテニスをしたら風邪ひきますし。できることと言ったら延期した次の日程のためにコートをたくさん抑えておくくらいです。
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錦織メンフィス4連覇

2016-02-15 23:46:54 | テニス
 錦織がまたやりました。メンフィス・オープンで優勝したのです。錦織は第1シードでしたから、もちろん勝って当たり前の立場ではありますが、だからと言って実際に勝ち切るのは大変なことです。しかも錦織はこれでなんとメンフィス4連覇。この大会ではジミー・コナーズと並ぶ最多4度目の優勝であり、同一大会を4度制したことがある現役選手は錦織以外にはジョコビッチ、フェデラー、ナダルの3人しかいません。まあ彼らは同一グランドスラムを何回も制覇しているのですから、同じ扱いにするのはどうかとは思いますが。

 昨年後半はかなり自分のテニスを見失って低迷した錦織ですが、年末のツアーファイナルから徐々に復活を果たし、全豪では昨年と同じ8強、続く今大会で優勝とペースを取り戻してきました。全豪以降は北米ツアーに入っていますので、地元の錦織としてはここでポイントを稼いでランキングを上げておきたいところです。4位までに入れれば全豪のように準々決勝でジョコビッチに当たってしまうという不運を避けられます。3月のマイアミとインディアンウェルズというマスターズ1000大会でポイントを稼ぐことができると良いのですが。

 最新のランキングでは1位のジョコビッチが16,790pでダントツ。続く2位マレー8,855p、3位フェデラー8,795pとこの2人もかなり4位以下を引き離しています。なので錦織が目指すのはこの4位。バブリンカ5,870p、ナダル4,880p、フェレール4,325p、錦織4,235pと僅差で並んでいます。ただバブリンカは全仏優勝の2000pを全仏までは維持しますので、そこまでは4位に入るのは厳しいでしょう。ただクレーシーズンの活躍次第では全仏後に4位は十分可能性があります。

 錦織は昨年はトップ10に定着するということは確実に成し遂げました。今シーズンはいよいよグランドスラムおよびマスターズ1000大会の優勝が目標です。錦織の力なら可能性はあるとはいえ、ジョコビッチの圧倒的な強さを考えると、やはりドロー運にも恵まれないとなかなか達成は容易ではありません。そのためにもまず第4シードまでに入って、力をセーブしながら大会を勝ち上がることが大事なのです。今の錦織はトップに上り詰める選手になるか、10位以内をキープするだけの(それでも十分にすごいのですが)選手になるかの岐路に立っていると思うので、ぜひ今年もうひとつ階段を上がってほしいと願っています。
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チョコが怖い

2016-02-14 23:27:48 | 日記
 バレンタインデーでした。と言っても、さすがに55歳ともなるとあまり縁がなくなってきたなぁと思っていましたが、女性たちの話を聞くと、そもそも男性にチョコをプレゼントするということ自体が激減しているそうです。かつて大量に配られていた「義理チョコ」も、お世話になっている人に渡すような「感謝チョコ」も廃れてしまった上に、本命の彼氏にすらチョコは渡さないという人も増えてきているそうです。

 じゃあチョコは誰のために買うのかというと、女友達や家族などにも渡したりはしますが、一番は「自分」。要は高くて美味しいチョコを食べるための口実としてのバレンタインデーに変容しつつあるのだそうです。女性にしてみればこの時だけ登場するような限定生産の高価なチョコを苦労して手に入れても、甘いものににあまり興味がない男性に渡しても全く理解してもらえず渡し甲斐がないそうで、だったら自分のために買って味わおうということになっているんだとか。

 こうなるとますます僕のような義理でしかチョコを貰えないオジサンには「配給」はありません。昔はサークルを始め、いろいろなところでたくさんチョコを貰えて、ピーク時には20人くらいにホワイトデーのお返しをしていたものですが、今はそんな大変な思いをしなくても済むようになって随分と助かります。かと言って、1個も貰えないと世間の話題から取り残されたような気分になるので、1つか2つ貰えれば十分です。今年も美味しいゴディバを頂いたので、楽しませてもらっています。基本的にチョコは大好きなので。

 ただもうすぐ人間ドックなので、本当に気をつけないといけません。毎年のことではありますが、特に今年は体重の自己最高記録を更新しそうな勢いなので、何としてもチョコの食べ過ぎは我慢しなければ。「饅頭怖い」ならぬ「チョコ怖い」です。
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浮気に騒ぎ過ぎ

2016-02-13 22:45:46 | 時事
 最近週刊文春が立て続けに「文春砲」を呼ばれるスクープを連発していますが、話題性は高くても内容はくだらないものが大半です。甘利大臣の件はまだしも、ベッキーにしろSMAPにしろ清原にしろ、所詮は芸能スキャンダルであり、ひと通り話題にして楽しんだら、もういいじゃんと思うのですが、世の中にはいつまでも拘る人が多くて、しかも正義を気取って糾弾しているのを見ると「なにがしたいの?」と思ってしまいます。

 で、今の最新の話題は「イクメン議員」の宮崎謙介の浮気です。これは男性の国会議員が育休を取ると言って話題を呼んだのに、そのご本人が妻の妊娠中に浮気をしていたから騒がれているわけですが、まあ所詮はプライベートな夫婦の話です。ネタとしては面白いですが、本人がもう議員を辞職すると言っていることですし、それ以上ギャーギャー言っても仕方ありません。妻の妊娠中に浮気する夫など掃いて捨てるほどいますし、何ら珍しい話でもありません。当事者の夫婦間で喧嘩して揉めるのは当然ですが、それでマスコミがいつまでも世間の一大事のように大騒ぎし、便乗したようにネットで叩きまくる意味がわかりません。

 これはベッキーと川谷の時もそうでしたが、著名人の男女の恋愛トラブルなんて、一過性のありふれたネタに過ぎません。他人にとっては関係ない話です。それをまるで裁判官気取りで断罪している人は、自分を何様だと思っているのでしょう。宮崎は公人でしたからまだしも、ベッキーや川谷がお前に何か迷惑をかけたか?と聞きたくなります。会話のネタにするくらいは仕方ないけど、過剰に攻撃して彼らの人生をむちゃくちゃにすることはないでしょう。そこまでの大悪人ではありません。

 きっとこれからも似たようなスクープは続くことでしょうし、そのたびに主役たちは徹底的に攻撃されてしまうのでしょうが、いい加減ちょっと落ち着こうよと言いたくなります。ネットのお蔭で自分もマスコミ気取りで発信する手段をたくさんの人が得たわけですが、ぼちぼち成熟して叩くにしても抑制を効かせることを覚える時期じゃないかと思います。

 
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代打オレ的な

2016-02-12 23:36:02 | テニス
 去年の11月に雨に降られて中止になった他サークルとの交流戦。1年半ぶりの交流戦で、しかもうちのサークルのベストメンバーが揃ったので、監督としての采配を振るうのが楽しみだったのに、「晴れサークル」が珍しく雨にたたられてしまいました。で、1月末に延期をしたのですが、今度はうちのメンバーに故障者が相次いでしまい、仕方なく先方にお願いして再延期してもらいました。それがいよいよ来週土曜日。3度目の正直となる交流戦当日です。

 1週間先のことなので天気はハッキリとはわかりませんが、現時点では晴れ予想。いよいよかと楽しみにしていたのですが、ここにきてまた主要メンバーの欠席が相次ぎ、ベストメンバーには程遠い布陣になってしまいそうです。とは言え、これ以上は延期するわけにもいかないので、天気が崩れなければこのまま開催しますが、頭が痛いのは中心メンバーが欠けた中で代表戦5本をどういうオーダーで組むかです。

 まだ1週間あるので参加できるかどうかわからないメンバーもいますから、オーダーを今から考えても仕方ない部分もありますが、監督としてはやはり勝てそうなオーダーを何とか捻りだそうと頭を悩ませてしまいます。選手のやりくりに頭を悩ませるのは弱小チームの監督の常ですが、今の戦力だと自分が出なくてはならないかもというところが一番の心配事です。「代打オレ」です。うちのサークルの本来の戦力なら僕が出なくても全く問題ないというか、出ない方が勝てるのですが、改めて数えてみると自分が出るのが一番かもという結論になりそうです。

 まあ出るのは良いのですが、そうなると当日の臨み方が違ってきます。監督だけなら運営をする方に力を入れられますが、自分が出るとなるとそれなりに準備も必要だし、運営に力点をおけないので、他のメンバーに頼ることにもなります。自分がちゃんと勝負に行くのなら、練習でもきちんとやらないといけません。勝ち負けは時の運ですから結果として負けるのは良いのですが、やはりベストは尽くしたいですからね。気合を締めていかないと。最近そういうつもりでテニスやってなかったからなぁ。
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徹子×さんま&所

2016-02-11 23:53:20 | テレビ・芸能
 「徹子の部屋40周年スペシャル」を見ました。前半のアスリートが登場したところは、スポーツに詳しくない黒柳徹子をマツコ・デラックスが上手にフォローしていて、やはり徹子の後継者はマツコしかいないのかと思わせましたが、個々の時間が短すぎて少々消化不良でした。

 後半は「徹子×さんま&所」という大御所対決。これはもうさすが話術の達人同士の展開で爆笑に次ぐ爆笑でした。徹子をあれだけいじれるのもさんまだけなら、さんまをあそこまで抑え込めるのも徹子だけ。2人だけでも十分に面白いのですが、所が適度に茶々を入れつつ上手にに方向修正をするものだから中身の濃い1時間になりました。

 そしてこの3人の年齢がまた驚きです。オーバー80の徹子はもちろんですが、さんまも所もオーバー60です。昔ならこんな年齢の人たちの鼎談なんて、本当に老人の昔話そうろうで、若い人にはきっと退屈なものになっていただろうと思うのですが、徹子はともかくとしても、さんまも所も微塵もそんなことを感じさせません。テンポの速さ、反射神経の良さは若手にだって相変わらず負けていませんし、もちろんテクニックは抜群です。

 お笑いに限らず、音楽だろうがスポーツだろうが、最近はいろいろな世界で寿命が延びてベテランが頑張っている反面、若手にとっては目の上のたんこぶがちっともどいてくれないので辛いだろうなと思います。僕は10代の頃から同じ人たちをずっと見続けている気がします。
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一番好きな季節

2016-02-10 23:58:02 | 日記
 以前にも書いたことがありますが、僕が一番好きな季節はこれからです。2月中旬から3月中旬の「早春」。寒さがまだまだ残っている中に、日差しが強くなってきたとか、風が少し温かくなってきたとか、そういうちょっとした春の兆しを感じる時期。とても心地良いなと思います。もちろん自分の誕生月であることも関係しているのかも知れませんが、なにより厳しい冬がようやく終わり、いよいよ「始まり」「再生」の季節だからです。

 年中行事的にはバレンタインデーから雛祭りを経てホワイトデーの間です。バレンタインデーのシーズンに良い思い出がたくさんあったというわけではありませんが、学生時代クラスメイトと一番仲が良くなって、もうすぐ来る別れの季節を前にして結束が高まっている時期なので、安心感とせつなさが入り混じった感情に覆われていたシーズンでした。

 これが4月中旬以降の晩春ともなると、ちょうど新年度が始まって新しい環境に馴染むのにストレスを溜めていた時期ですから、あまり良い感情がもてません。僕はこう見えて人見知りで警戒心が強いタイプですから、ついつい4月は自分の殻に閉じこもってしまいがちになるのです。その点、2月は環境にすっかり馴染んでのびのびしているので大好きです。

 「春眠暁を覚えず」というのも朝寝坊大好きな僕にはこたえられません。最近は年を取って、朝方トイレに行きたくて目が覚めてしまうのが少々残念ではありますが。

 
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