kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

楽天からサイバーエージェント

2018-05-23 05:50:19 | 日記
22日の東京市場は膠着感の強い一日でした。21日のNY市場は
298ドル高と大幅上昇でした。米中の貿易摩擦問題の不安が後
退したという材料で大幅高しましたが、東京市場は前日の2万
3000円回復過程で既には織り込んでいたために米国株の大幅高
は支援材料にはなりませんでした。

2万3000円を回復したことで一種の目標達成感もありこの上昇
が続くのかどうか見方はまだ分かれていることも見送りに拍車
をかけたようです。まだ上値余地は多少あるとしても日米とも
1月高値を更新するほどの相場の勢いが余り感じられないよう
に思います。

相場全体が大きく動かないのであれば市場の目は少ないエネ
ルギーで値幅の稼げる新興銘柄に向かいそうです。もっとも
今はキッカケ待ちの状況でしょうか。市場の注目は来月19日
に新規公開されるメルカリへの期待が大きいようです。

未公開株で1000億円以上の評価がついた企業をユニコーンと
呼んでいますが、日本には現状ではメルカリとAI開発のリ
ファードネットワークスがあります。FXサービスや家事代行
サービスなどのBtoCサービスや格安携帯電話やソーラパネル
などかなり多角的に事業を展開しています。

もっともアダルト系を中心とした動画サービスも手掛けてい
ますから上場へのハードルは高いという見方もあります。い
ずれにしても日本にはユニコーンと呼ばれる有力な未上場企
業はまだ少ないのが現状です。

彼らの先輩格のIT系ベンチャーの楽天とサイバーエージェ
ントのこの1年の評価は対照的です。楽天が時価総額を42%
減らしたのに対してサイバーエージェントは時価総額が倍増
しています。期待の高さをある意味現すPERは楽天が10倍程
度、方やサイバーは149倍と対照的です。

両社とも新規事業として携帯事業やネットテレビ事業に経営
資源をつぎ込んでいます。市場での評価を見る限り土管屋で
ある携帯事業よりもネットでの動画配信の将来性に軍配が上
がっているようです。ネット企業の将来は一にも二にも創業
者の力量次第です。

米国にもアマゾンのべゾスCEOやFacebookのザッカーバーグ
CEO、テスラのマスクCEO、日本でもソフトバンクの孫正義氏
ファーストリテイリングの柳井正雄氏などが代表です。創業
経営者イコール会社の顔です。躍進するか衰退するかトップ
次第です。今後三木谷楽天が巻き返すのはそれとも藤田サイ
バーが逃げ切るのか外野席から見守るつもりです。
コメント
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