大型新人登場

来月東京市場に久々の大型新人がデビューを果たします。プロ野球
でいえば今年日本ハムに入団した高卒スーパールーキーの清宮クラ
スの大物とも噂されています。（あくまで個人の感想です）

公開予備軍で時価総額1000億円を超える企業を市場では伝説の一角
獣にちなんでユニコーン企業と呼んでいますが、6月19日にマザーズ
市場に公開されるフリーマーケットアプリ大手のメルカリは前評判
では時価総額が2000億円を超えるという見方があるようです。

メルカリの評価が高い理由はアプリのダウンロードが日米英で１億
件以上と言われているほど海外でも知名度が高いことです。ネット
市場の巨人であるFANG銘柄やアリババも米中の企業です。この分野
でこれまで日本企業の存在は限りなくゼロに近いのが現実でした。

フエイスブックもアマゾンもそしてグーグルも各々の分野でダント
ツの1位です。ネットの世界では1位企業が市場をほぼ独占できると
いうことを証明しています。アリババが13億人の人口を抱える中国
での通販ビジネスでは断トツの存在です。FANGもアリババも魅力は
何といっても高い成長期待です。景気の変動にもほとんど左右され
ないビジネスモデルがマネーを引き付けている理由です。

個人間の売買をネット上で手軽にできるという仕組みを作りあげた
メルカリは物まねでない新しいプラットフォーマーの先駆者として
世界の市場でも成長できる可能性を秘めているとの評価もあります。
会社設立僅か5年で1億件のアプリのダウンロード達成の実績が何よ
りの証拠です。

6月の市場環境がどうなっているかは分かりませんが、現状のように
膠着感の強い相場のままだったら間違いなくメルカリにはマネーが
集まり人気を独占する可能性があります。出来れば初値は余り高く
ならず小さく生んで大きく育てるということがでれば利用的な展開
になりそうですが。