昨日九州北部と四国が梅雨入りしたというニュースが出ていました。
平年よりも8日早い梅雨入りとなったようです。東京市場も既に売
買の面からは梅雨入りしてしまったかのようです。昨日の売買代金
は1兆8000億円弱と上下に大きく振れる手掛かり材料もなく非常に
薄い一日でした。
米国市場が28日まで三連休ということと週末に米国の雇用統計の発
表を控えていることもあり今日の東京市場も昨日に続き売買代金が
2兆を下回るのか超えられるのかどうか微妙なところです。3月末
からの状況局面でも商いは膨らまず先物主導でしたが、21日を境に
急激に調整ムードが広がってしまったのも先物主導相場の脆さを露
呈してしまったようです。
今日も「閑散に売りなし」の格言に従えば下値も限定的な一日にな
るかもしれません。先物主導で21日に2万3000円を回復しましたが
既に上昇エネルギーは使い果たしてしまったのでしょうか。円相場
が109円以上をこのまま維持できれば四半期決算では業績上昇修正
する企業は限られるでしょうが、中間決算には上方修正ラッシュに
なると考えるのは少々楽観的過ぎるでしょうか。
市場ではイタリアの政局不安やトランプ大統領の自動車輸入関税引
き上げ懸念からユーロ圏の景況に不安が出てきたというニュースも
伝わっています。今月急激に進んだユーロ安で東京市場も欧州での
売り上げ比率の高い電機や精密株中心に値を下げる銘柄が増えてい
ます。やや過剰反応のように感じますが、相場の弱さがそう言わせ
ているもかもしれません。
円高・ユーロ安はドルに対しての円安メリットを企業によっては帳
消しにするかもしれず、ユーロ安が俄かに波乱要因として浮上して
きました。2019年3月期の純利益が事前予想の減少から増加に転じ
るためには輸出関連企業の業績上方修正が是非とも必要です。ユー
ロ安が一段と進めばドル安・円高に傾くという見方も出ています。
もっとも多くの日本企業が今期のユーロの想定レートを125円程度
に設定しています。現状の水準なら業績の足を引っ張ることは考え
にくいようです。それよりもユーロ圏の景況感が悪化しているのは
中国向け輸出が落ち込んでいることがあるようです。米中貿易摩擦
の影響で中国は米国からの輸入を増やしています。その影響で欧州
からの輸入が減少しているという見方があるようです。こんなとこ
ろにもトランプ大統領の進める保護主義の影響が出ているようです。
現状の日経平均2万2000円半ばの水準が割安でも割高でも無ければ
投資家は売りも買いも様子見になります。2万3000円台の価格水準
で推移していた1月の信用期日が今後到来します。相場の先高観が
後退すれば前倒しで信用の決済売りが出て来ることも考えられます。
5月は11日のSQ前後堅調に推移しましたが、6月8日のメジャーSQは
このまま不安材料を抱えたまま迎えると波乱も予想されます。
平年よりも8日早い梅雨入りとなったようです。東京市場も既に売
買の面からは梅雨入りしてしまったかのようです。昨日の売買代金
は1兆8000億円弱と上下に大きく振れる手掛かり材料もなく非常に
薄い一日でした。
米国市場が28日まで三連休ということと週末に米国の雇用統計の発
表を控えていることもあり今日の東京市場も昨日に続き売買代金が
2兆を下回るのか超えられるのかどうか微妙なところです。3月末
からの状況局面でも商いは膨らまず先物主導でしたが、21日を境に
急激に調整ムードが広がってしまったのも先物主導相場の脆さを露
呈してしまったようです。
今日も「閑散に売りなし」の格言に従えば下値も限定的な一日にな
るかもしれません。先物主導で21日に2万3000円を回復しましたが
既に上昇エネルギーは使い果たしてしまったのでしょうか。円相場
が109円以上をこのまま維持できれば四半期決算では業績上昇修正
する企業は限られるでしょうが、中間決算には上方修正ラッシュに
なると考えるのは少々楽観的過ぎるでしょうか。
市場ではイタリアの政局不安やトランプ大統領の自動車輸入関税引
き上げ懸念からユーロ圏の景況に不安が出てきたというニュースも
伝わっています。今月急激に進んだユーロ安で東京市場も欧州での
売り上げ比率の高い電機や精密株中心に値を下げる銘柄が増えてい
ます。やや過剰反応のように感じますが、相場の弱さがそう言わせ
ているもかもしれません。
円高・ユーロ安はドルに対しての円安メリットを企業によっては帳
消しにするかもしれず、ユーロ安が俄かに波乱要因として浮上して
きました。2019年3月期の純利益が事前予想の減少から増加に転じ
るためには輸出関連企業の業績上方修正が是非とも必要です。ユー
ロ安が一段と進めばドル安・円高に傾くという見方も出ています。
もっとも多くの日本企業が今期のユーロの想定レートを125円程度
に設定しています。現状の水準なら業績の足を引っ張ることは考え
にくいようです。それよりもユーロ圏の景況感が悪化しているのは
中国向け輸出が落ち込んでいることがあるようです。米中貿易摩擦
の影響で中国は米国からの輸入を増やしています。その影響で欧州
からの輸入が減少しているという見方があるようです。こんなとこ
ろにもトランプ大統領の進める保護主義の影響が出ているようです。
現状の日経平均2万2000円半ばの水準が割安でも割高でも無ければ
投資家は売りも買いも様子見になります。2万3000円台の価格水準
で推移していた1月の信用期日が今後到来します。相場の先高観が
後退すれば前倒しで信用の決済売りが出て来ることも考えられます。
5月は11日のSQ前後堅調に推移しましたが、6月8日のメジャーSQは
このまま不安材料を抱えたまま迎えると波乱も予想されます。