ミニSQだった11日の東京市場は寄り前の予想を超える大幅な上昇
でした。10日の米国株が196ドル高で終わりましが、円相場は109円
前半で前日に比べて円高で戻ってきたことから強気にみても上値は
2万2600円どころとみられていましたが、終値は261円高い2万2758円
でした。
年初から海外投資家が5兆円ほど売り越した先物の買戻しを急いでい
るのでしょうか。年初に高まった北朝鮮関連での地政学リスクはあ
っという間に低下しました。反対にトランプ大統領がイラン核合意
を破棄したことで中東リスクは高まりましたが、市場はイランがら
みのリスクには現状では余り反応していません。
今日付けの日経紙には2019年3月期の企業業績は決算発表が進むに
従い減益に転じたと伝えています。想定為替レートが100円や105円
に設定している企業が多く現状の為替水準が続けば上昇修正の可能
性は高いとみられていますが、いずれにしても年初の証券各社の予
想からすれば失望に近い数字です。海外の短期筋はもっと悪いと
予想していたのでしょうか。
11日の大幅上昇で2017年の大納会2万2764円にあと143円に迫りまし
た。もっとも指数だけ見れば強気になりたいところですが、決算内
容で株価が上昇も下落も二桁動く銘柄が続出しています。いくら何
でも過剰反応だと思いますが、短期筋の順張り相場が支配する市場
ではすべての決算発表が終わるまで続きそうです。
内容の吟味よりも見出しに反応する相場は反応の速さと度胸のある
投資家にはまたとない儲けのチャンスでしょうが、中長期という視
点の投資家にとっては何とも荒っぽい相場で下値の目途さえ見当が
つきません。2万2500円どころの節を抜けたことで強気筋中心に早
くも来週は2万3000円回復という景気の良い声が出てくるのでしょ
うか。いずれにしても失速しかけた米国株の復調が日本株上昇の
一因です。やはり米国株次第という前提条件は変わらないようです。
でした。10日の米国株が196ドル高で終わりましが、円相場は109円
前半で前日に比べて円高で戻ってきたことから強気にみても上値は
2万2600円どころとみられていましたが、終値は261円高い2万2758円
でした。
年初から海外投資家が5兆円ほど売り越した先物の買戻しを急いでい
るのでしょうか。年初に高まった北朝鮮関連での地政学リスクはあ
っという間に低下しました。反対にトランプ大統領がイラン核合意
を破棄したことで中東リスクは高まりましたが、市場はイランがら
みのリスクには現状では余り反応していません。
今日付けの日経紙には2019年3月期の企業業績は決算発表が進むに
従い減益に転じたと伝えています。想定為替レートが100円や105円
に設定している企業が多く現状の為替水準が続けば上昇修正の可能
性は高いとみられていますが、いずれにしても年初の証券各社の予
想からすれば失望に近い数字です。海外の短期筋はもっと悪いと
予想していたのでしょうか。
11日の大幅上昇で2017年の大納会2万2764円にあと143円に迫りまし
た。もっとも指数だけ見れば強気になりたいところですが、決算内
容で株価が上昇も下落も二桁動く銘柄が続出しています。いくら何
でも過剰反応だと思いますが、短期筋の順張り相場が支配する市場
ではすべての決算発表が終わるまで続きそうです。
内容の吟味よりも見出しに反応する相場は反応の速さと度胸のある
投資家にはまたとない儲けのチャンスでしょうが、中長期という視
点の投資家にとっては何とも荒っぽい相場で下値の目途さえ見当が
つきません。2万2500円どころの節を抜けたことで強気筋中心に早
くも来週は2万3000円回復という景気の良い声が出てくるのでしょ
うか。いずれにしても失速しかけた米国株の復調が日本株上昇の
一因です。やはり米国株次第という前提条件は変わらないようです。