フランスのアニメは素晴らしい

2009-01-11 08:28:57 | 塾あれこれ
昔からフランスのアニメーションには良いものが多い
ようです。
東欧の人形アニメと違い、絵のアニメですね。
アメリカにも日本にも良いアニメがありますが
それらとは違うフランスらしいもの。

『王様と鳥』ポール・グリモー
『キリクと魔女』ミシェル・オスロ
・・などなど

『ペルセポリス』もフランスアニメの仲間でしょうね。
ただ、これは見逃したので(予告編は見た)
いつかじっくりと見るつもりです。


TVで見た『ベルヴィル・ランデブー』

ヴィルVILLEならランデヴーVOUSではないかと思う
のですが、まあいいや。
シルヴァン・シャメという人が監督です。

セリフのとても少ないアニメでした。
エットーレ・スコラの『ル・バル』という映画は
セリフが全くないことで有名でしたが
ちょっとそれを思いだしました。

スコラは『特別な一日』や『星降る夜のリストランテ』
など、私が好きな監督。
特に『ル・バル』は粋なものでしたね。

・・アニメの話でした。
『ベルヴィル・ランデヴー』
いやあ、面白いアニメ映画でした。
内容がアメリカを笑っているものでなければ
アカデミー賞を取ったのではないかなあ。


宮崎アニメとは正反対のように思えます。
宮崎作品はどんな小学生でも喜びそうですね。

ベルヴィルは絵柄が一見グロテスク
怖そうなブラックな世界が広がります。
でも、笑える。

宮崎駿さんは私見では「アニメでもここまで
できる」というところを目指しておられます。
(こんなに滑らかに)とか(本当に空を飛んでる)

フランスは「アニメでないとできないこと」を
目指しているようです。
私などはそういうところが好きですね。

恥ずかしながらエコの話

2009-01-10 18:46:46 | 塾あれこれ
我が家=仕事場も含めての消費電力量。

一昨年、平成十九年は一年間で4653kwh
昨年二十年が4345kwhでした。
前年から6.6%の削減になります。
目標は10%でしたからまだまだですが京都議定書で
日本が負った数字よりは頑張ってますね。

もちろん電気だけでは仕方ありません。
実はガス、水道などはもっと削減率が小さいのです。
問題ですが、これらもなかなか減らせません。

言訳。
その一、今までもやってきたので更なる削減がキツイ
その二、昨年は夏暑く、今また冬寒く冷暖房費が掛る
その三、自宅で仕事をしていてその部分は削りにくい

とはいえこれらは国も企業も同様の条件ですから
吾ら一般家庭でも頑張らねばなりません。
家の部分はカミサンが細ごまと面倒を見てくれますが
私が担当する仕事の部分は難しいですね。


以前、ちょっと威張った風にエコ志向と書きましたが

・・車を持たない、自宅で仕事=交通機関を使わない
外食,中食,旅行等極力しない、スーツは十年以上同じ!

事情を知る人は「金がないからそうなっているだけ」
と正解を言い当てますが、とにかく貧乏であれ世間の
お役にたてるのですから良いじゃあ~りませんか、ねえ。

世界的なデフレでの不景気は困るけれども環境には
よい面もあるということでしょうか。


確かにデフレが懸念されるのですが、その対策として
お金を刷ってばら撒くという策は、どうでしょう、
危険だと思いますがねえ。

以前、バブルがはじけた日本でゼロ金利や量的緩和の
手でなんとか頑張ったのが今回も参考にされているの
でしょうが、あの時は日本の余った金は海外に流出し
国内でインフレ圧力が高まらなかったのです。

今回のように世界中が貨幣の流量を増やすと、
持って行き場がないのでねえ。。。


最近、話が跳びますね。古いレコードみたい?
そのうち同じ話が繰り返し出てきたりして。
(もう、その気味はありますけれども)

・・エコの話でした。

私が大きな声で言える立場にないことは
よく承知しています。

小学校から高校まで同じ学校であったA君は
広島ではちょっとした有名人。
山に籠って一ヶ月3万円で優雅に暮らしています。
(08年3/22の記事をご覧下さい)

そんなエコ生活だと「やってるよ」って言えますが
私の場合、仕事上やってなきゃまずい、という所から
始まったフジュンな動機でして。

国語や理科、社会で環境の話が出ると実行しなきゃ
ならない、と教えます。
その場合自分が何もしてなきゃ後ろめたいですよね。


教育に関わる全ての人はまず自分のエコ状況を
公表することから始めるべきと考えますが、
どうでしょうか?

志ん朝のCD

2009-01-09 22:18:42 | 塾あれこれ


山田太一の昨日のドラマ『ありふれた奇跡』で
八千草薫が志ん朝を聴いているシーンがありました。

おトシの役ですから志ん生でもよいのでしょうが
志ん朝という選択が絶妙ですね。
役の人柄が滲みます。

これが談志とか脱税の現正蔵じゃあまりに品がない!

「演出が丁寧」というコメントを言わせますよね。
そういうところで登場人物を描くのです。


山田さんに言われるまでもなく志ん朝の噺の演出
その丁寧さはピカイチでした。
(落語はそれだけじゃないので、これから超名人
 と思っていたら余りに早く亡くなってしまいました)

ドラマを見ている人も買ったばかりの志ん朝が手元に
あった人が多いのではないでしょうか。

写真は発売になったばかりの小学館のマガジン
創刊特価で490円はお安いですよね。

CDには2席60分以上入っていますし、出来が
よいものです。
絶対お買い得!


噺の導入部で船宿の主人が二階の熊公に呼びかけます。
その時は話の中心が主人にありますから、熊の返事は
二階からの声で聞こえてます。

続いて二階の熊の独白
テレビならここではカメラが二階に移っていますね。

そうすると同じ「欲張りの熊」の声もその場のものに
変わっているのです。

微妙な音の調整で、画面が転換した気にさせます。

CDだからこそ気づく上手さです。


ちくまの志ん朝の文庫本もお勧めです。
十分に泣き笑いできます。
ンとに。

正月に太る?

2009-01-08 17:28:37 | 塾あれこれ
正月に太る人が多いそうですね。
やむをえないでしょう。

TVで、とある家庭で正月に一人平均1.2kg太った
という話があったそうです。
6日で1.2kgだと一月中に6kgも増えることになる?!


私は昨年初夏に思い立って減量を始めました。
65kg以上あったのを少しずつ減らそうという作戦です。
一度に減らすのはきついしシワも増えそうだし、
食べ物を少し減らして散歩をマジメにするだけです。

骨折で中断しましたが再開しました。

今62kgです。
大して減りませんね。

甘いもの、脂っこいもの、アルコールこれらは減らさず
米の量を控えめにするだけですから、余り減らないのも
仕方ありませんか。

上記のTVの話をカミサンから聞いた前の日、
前々日61.8kgが前日62.1kgと一日0.3kg増えていました。
「そうすると一ヶ月で9kg太る計算か、私は70kgを
 越えちゃうぞ・・」

もちろん冗談です。


300g×30日=9kgという計算は間違っていません。
でも話としては理屈が通りませんね。

条件がついている計算だからです。

普通、一ヶ月で9キロも太る人はそう多くいませんから
ヘンな話だと気づきます。
毎日300gずつ一ヶ月増え続ける=かなり強引な話です。
上記TVの家族の話も(仮にそのままいけば)のことだ
とすぐにわかりますね。

これくらいですと、数字とか計算、数学というものは
人間の発明した(世界を理解する言語)だから、条件に
気をつけないとヘンなことになる、と理解できます。
そう思わなくても極端な結論はハナから無視できます。

ところが極端な結論にならない場合、しばしば数字には
条件がついている、ということを忘れてしまいます。
場合によっては「騙され」てしまうのです。

今回金融資産がバブリーに減ってしまった人たちは
まさしくそれでしょう。賢いはずの経営者も多くは・・

外貨預金で損した人、投資信託で老後の蓄えを減らした人
みな数字に騙されてしまったのです。

一般に数字や計算が出てくると人々は信用しますが
私は逆に気をつけるようにしています。
騙されやすいですからね。
数字や数学を華麗に使ってみせる人、これは怪しい。

私が文系だからそういうのですけれどね。


ダイエトの話が他にずれちゃいました。
またいずれ。

目標!あと半年で60を切る!
「生存」していればの話ですけれども。

民主主義を教える

2009-01-07 14:19:10 | 塾あれこれ
私は又聞きで直接の確認はできていないのですが
デイズジャパンのブログが一時閲覧不能だった
ようですね。

ただの機械的な問題ならば別ですが
タイミング的にはガザの情報を流しているだけに
何らかの悪意があっての事態かもしれないと
思わざるをえません。

もしそうであるならば、という仮定の下ですが
逆に知られたくない情報がきちんと載っていたと
いうことで、妨害するそのことが相手の正しさを
証明するという皮肉な話でもあります。


ペンと剣では剣が強いのは当たり前で言論などは
いつでも強権を使って押さえられるものです。

パワーで妨害することも数多くの手法がありうる
でしょう。

ただ、なぜか不思議なことに最後に民主主義が
そしてペンが生き残るのです。

民主主義は衆愚のオソレが大です。
それでもこれしか人間には代えるものがない=
最後の最大の仕組みであろうと思われます。
これも長い歴史が証明することですね。


それにしても何故イスラエルがナチに似てくる
のだろう?

何故、民主主義の守護神のごとき言説を弄する
アメリカがイスラエルの庇護者なんだろう?

ユダヤ資本とか分りきったことを持ち出して
終えてしまうのは簡単です。

そうではなくて何故、人間てこうなんだろう?
そう思われませんか?

一歩上の作文指導

2009-01-06 15:09:30 | 塾あれこれ
進行中の政治課題を作文指導につかうことは現実的で
はないでしょうが、できるなら使ってみたい話が
あります。
いま政治課題になっている消費税率問題です。

昨年、麻生首相が「勇気ある」提言をされました。
将来消費税率を上げる、ということです。
選挙で不利になりそうだが検討を急ぐ政治課題で
あるので触れなければならない、という判断です。

これから本格的な論戦、検討があることですが
近い将来の総選挙でも争点になるでしょう。

政治的な価値観が加わりやすいので生徒たちには
話すこと自体を避けるほうが無難ですけれども
私が良い教材になると思うのは首相が
「将来しかるべき時点の景気の情勢を見て」
という条件をつけた、その点です。

不景気であれば消費税をあげることはしませんから
どうぞ安心して下さいという趣旨です。

これは子供だましの言葉遊び、
よい作文・論文を書こうと勉強中の人たちには
他山の石としてもらいたいことです。

景気が悪ければ、予め条件をつけていようがいまいが
上げられないものです。
それを敢えて言うのは、馬から落ちて落馬する、という
表現と変わりはない意味がない付加条件なのです。

政治的には、一応のテクニックとして使っておられる
のでしょうが、たとえ学習途上の子供でも真似をしては
いけない・・よい教材なのですが。


逆に、景気が良ければ消費税を上げるということですが
景気が良い、もしくは悪くはないというのはどんな数字
のときなんでしょう。

ついこの間まで戦後最長の好景気だったという話ですが
あの程度で上げるのでしょうね。
貧乏人には「どこが好景気?」だったのですが。

消費税のありよう、税全体のありよう、そういうことを
棚上げにして、増税の雰囲気づくりは賛成できません。

若者や子供達にも関わる税制ですから。
ただ、上記の話は塾の時間では話すになじまない
ことでしょうねえ、さすがに。

イスラエルは間違っている、力では解決しない

2009-01-05 11:27:21 | 塾あれこれ
外交は話し合いだけでは解決しないと言われます。
リアルポリティクスを言う人はみなそう言います。
大学の時も政治学でそう習いました。
それは間違っていると断定はできません。
しかし・・

今世紀に入って力ずくで押しまくるやりかたが
それだけでは解決しない様子を見せています。
今回のアメリカ経済の危機もイラクその他での軍事力
優先主義が諸問題を解決できないことも遠因です。

米大統領の交代時期をねらって実績を積んでおこう
という目先の政治のなんと憎むべきことか。
オバマが次期大統領という含みもあるでしょう。


人の命は自国だけに価値を認め、敵対勢力下の人命は
殺傷して数を誇る対象にしかすぎないと思っている。

広島の市民を原爆で殺傷するのと同じ神経です。
ナチスその他歴史上の侵略国家と違いはありません。

パレスチナの中にあるテロリズムも大問題です。

だからといって国家による戦争犯罪を是認するわけには
いきません。
武力さえあれば、という政治状況を作り出すために
ガザの人々を殺傷しているように思えます。

レバノンで失敗したので、次はもっと弱いところを叩く
国家を通して見る人間の姿に絶望する日々です。


昨年末からデイズジャパンのブログに緊急の記事が
多く載せられています。
日本のメディアが鈍いので是非読んでみて下さい。
BOOK MARKからどうぞ
政治、宗教、信条の如何を問わず、まず情報から。

カシコイ子は伸びない

2009-01-04 14:23:52 | 塾あれこれ

「センセイ、○○を教えてください」
「何ですか?」
「学校で習ったんですけど」
「ハイどんなこと?」
「それが、ちょっとどう聞けばよいか」
「何てところ?え、分らない?それじゃ私も分からない・・
 何か持ってきてますか」
「・・家にあります。聞いてから持ってこようと思って」

カシコイですね。
無駄をしたくないのでしょう。
現代の大人の反映もしくは教育のオカゲです。

私はそのテの「賢さ」が嫌いです。
無駄になるかもしれないけれど、自分だけの手間だから
取りあえず準備しておこうという人間が少ないのです。

分っていること、無駄にならないこと、結果が見通せる
こと、そんなことしかやろうとしません。

それでは新しいことはできません。
未知の領域に踏み込めないのですから。
人に先んずることがなく、先例やマニュアルがないと
行動できません。
自分で判断したり責任を負ったりしないのは
小さい頃から「自分が損するのは構わない」という
行動ができていないからではないでしょうか。

本来の日本文化とは、ムダになるかもしれなくても
自分のことですむのであれば最大限の準備をします。
それが長い目で見るとスムーズにことを運ぶのです。

携帯であらかじめ確かめて行動を起こす、そういう
感覚を私は好きではありません。

そこから自分勝手な大人に結びつくからです。


「ボク的にはア、○日の×時なら空いてるんですが
 そちらにお伺いしてよろしかったでしょうか?
 空いてらっしゃいますかー?」とEメイル。

それはあなたの都合です。無駄をしたくないという
自分勝手な予約問合わせでして、アポイントメントを
とるというのはそういうことじゃないのです。

都合を言って断ると気を悪くするかなと思いつつ、
申し訳ないがその日時はコレコレでと返事を入れます
と、確認の返事が来ません!

昔の人間なら、突然の問い合わせをし申し訳なかった
またの機会に、などと書いて連絡を受けた旨相手に
返事をするでしょうが、それはありません。

自己中心的に「分った、じゃ、いい」と思うのでしょう。


アポが必要な訪問はもちろん存在します。

逆にちょっとそこまで来たという挨拶もあってよいの
ですが近年は少なくなりました。

大人の挨拶。

今は用があるときだけ付き合うでしょ。
ビジネスライクですから深い情報に辿り着かない
のです。
皆、同じような行動をとるのは情報の得方に
問題があるのでしょう。

無駄足を踏んでもよい、効率の悪いことをする
その意味を生徒に伝えたいと考えています。

かなり難しいこととは思いますが。

初売りくらべ

2009-01-03 11:13:43 | 塾あれこれ

一月二日、今年初めて玄関から足を踏みだし
散歩です。

初詣は川沿いの八幡神社。

郵便局で年賀葉書を購入。
寒いのに屋外で売っておられましたよ。

それからスーパーを3軒ハシゴしました。

五日市いちばんの商店街にある I と
近年名前が変わったM(←H)
比較的新しくオープンしたF

買い物はタマネギ。
予定変更でタマネギが足りなくなったのでね。

Iは一番庶民的です。商品もお安い。
中には正月用品、正月価格もあったようですが
おおむね普段と変わらないのでは?

Mは以前の勤め先のごく近くです。
ずいぶんと落ちている感じですね。
前は少なくとも野菜は良かったのですが。
もともと親会社に頼って商売の下手なことで有名
ですから仕方ありませんか。

Fは少し珍しい商品がありました。
新しい家やマンションが近所に多いので
客層がそうなのでしょう。
売り場面積は小さいながら頑張っている感じ。

平凡な感想ですが客が店を作るのですねえ。

さて、タマネギはどこで買ったでしょうか?

うちのお雑煮

2009-01-02 10:50:18 | 塾あれこれ


うちのお雑煮です。
07年1/5に一度こんな雑煮です、と書きましたが
今年はカミサンの全面的な協力で挑戦してみました。

紅白の蒲鉾があるとハデになるのですが
正月用品は買う気になりませんでした。

'07 1/5を読んでいただくのも面倒でしょうから
かいつまんで説明します。

餅は茹でるのが基本、焼いたのがあった記憶も。
汁は清まし
塩茹でしたブリ、焼いたあなご(と本来なら蒲鉾)
野菜は里芋、人参、水菜、大根

隠し味など細かい処が分りません。
大根の下茹で後、薄く味をつけていたはずですが
どんな?とかね。
疑問はいろいろありました。

まず、一応似たものはできたツモリです。

でも大変ですね。

昔の日本のお母さんはお節に雑煮・・
年末の大掃除、正月飾りなどなど。


え?
なぜ雑煮か?

去年はバタバタしていたし、今年は私が還暦だし
ささやかながら日本文化を守るなんてタイソウな
話ではありません。