皆実全国一

2009-01-14 14:36:14 | 塾あれこれ
私は小学生だった。
あの日の青空はよく覚えている。
今の子供達も半世紀後に覚えているかもしれない。


皆実がサッカーの全国高校選手権で優勝をしました。
広島県としては久しぶりですね。
熱心には見ていないのですが、生徒のまとまる力が
すごかったようですね。

初戦でそれほどに見えなかったファウルが一発退場に
なり、そのことが気力を盛り上げた?
審判にも感謝・・なんてヘンな話ですか。

もちろん監督の指導法も優れておられ、今時の
学生に受け入れられる熱血タイプというように
お見受けしましたがどうでしょう。

サッカーではあちこちに優秀な指導者が増えている
ようですね。

余談ですが新聞に皆実高出身有名人の名前が
載せられていました。
吉田拓郎、奥田民生、為末大とくればなんとなく
校風も自由そうなイメージかなあ、という気に
なってきますね。


ところで、半世紀前の話です。
(ほら、始まりましたよ、昔話)

広島市の中央にある千田小学校に通っていました。
ある日ランドセルを背負って下校していると
セスナが低く飛んできました。

飛行機が飛べば皆見上げた時代です。
友達と青空を見ているとビラを撒いています。
地元の中国新聞が号外を出したのでした。

修道がサッカーの全国大会で優勝、確か総体でも
優勝していたのですね。
後のメキシコ銅メダルMFなどで著名な森孝慈先輩
などのチームでした。

中学一年の時その森さんたちが母校にシュート練習用
のボードを寄付されました。
グランドの西端にブロック塀を建てペンキで?バーと
ポストを描いてあります。

野球で塀に一人キャッチボールをするように一人でも
シュート練習ができる「設備」です。

中1ですから皆で「すげー」
ところが、畏れ多いか何かの理由で一般学生はそれへ
ボールを蹴ることが禁止なのでした。
我々には目障りなブロック塀ができただけの寄付
でしたねえ。

そんな時代でした。

今の生徒には通用しない世界ですね。


新しい指導法で以前よりはるかに強くなった日本の
サッカーですが、個人の力としてはまだまだ。

近頃の指導法がよいのか、人気が高くなったので
よい選手が増えただけか、結論はまだ出ませんね。

クリスチャン・ロナウドみたいな選手がでてくる様に
なれば指導法も本物でしょう。
個人の力だけでは出来ないものですから。


号外のセスナが飛んだあれから半世紀。
あっという間です。

少年老い易く学成り難し、しみじみ実感しますね。
青空の記憶くらいしか残らない人生・・

それを思うと教育って大切ですね。