大都市も観光地価格

2009-01-24 18:48:54 | 塾あれこれ
いわゆる観光地価格っていうものがあります。

山の上にある休憩所のコーラが高いようなもの。
運搬費とか需要の不確かさ、さらには需要供給の
アンバランスからくる高価格はやむをえません。

観光地価格はそれに似ていますが、相手がイチゲンだ
からボってもよいという商売の感覚もあるようです。
好みではありませんが一つの商売のやり方でしょう。

リピーターというのが見込薄なだけに、それは計算
から外しておいて儲けようという合理主義。
それでは神様に叱られる、というのは精神主義。
現代日本では昔にもまして後者が衰退しています。

いつもいうアメリカ的合理主義商法です。
(アメリカだってそれ一辺倒ではないはずですが)

客にもひどいのがいますからそんな気分にもなるのは
分からなくもありません。


そこで旅行に行ったら地元の人が行く良い店を発見
する能力が大切になるのです。
地元の人にはリピーターになってもらわねばなりませ
んから妙なモウケ主義には走れないということです。

(モウケ主義が悪いといっているのではありません。
 私はそんな店に行きたくないというだけです)

本やネットなどでは一定の検索はできても最後は自分
のカンが便りで「地元の良店」を探します。
時によって悩みに悩んでぐるぐる歩き回ることも
ありました。

年寄りと一緒の行動で、ぐるぐる歩き回ることもでき
ない場合は予約を入れておかなければなりません。

最近やっと気づいたのですが予約を入れるという事は
イチゲンを適当にあしらったり、モウケの対象としか
考えない店ならば格好の情報提供になるのでした。

カモであるぞ、と教えるようなものです。

リピ-ターになってもらうように良いサービスをして
客を喜ばせるのか、その可能性は小さいから儲けちゃ
えというのか、残念ですが後者が多いでしょう。


今はほとんど外に出ませんが、昔は結構出ていました
のでひどい店の記憶も多いですねえ。

尾道でもあります。
ここは観光地特有のセコい店も多いようです。

出身ですから弱点が見えます。
そんな魚じゃ尾道が泣く、とかそれは瀬戸内の魚じゃ
ないけど、とか。

堂々と「ヨソの魚は売りゃーしません」と言う
すごいオバサンも少なからずおられる・・かな?・・

旅行案内本にのっている料理店でも、それです。
(食事処Aはいけませんでしたねえ)
「広島市から予約」くらいでそんな扱いになります。

東京だって大阪だって・・
大都市は飛び込むべきです。予約はいけない。
探す場所は多いのですから。
(超有名店は入れないから予約でしょうけれども)

福岡でもありましたね。

アラという魚が九州以外では知名度が低かった
三十年近く前、塾の人間を案内すべく店を調べて
予約をいたしました。
「あらコース」です。高かった。。

で、当日「アラ、が入荷しない」と詫びを言うの
です。
そうかフグコースで仕方ないな、と思ったのですが
「広島じゃ、こげんフグは食べられんとでしょ」
これで怪しいと思いました。
たぶん、アラなど出すツモリはなかったでしょう。

出たのは普通のフグ、不味くはないけれど威張られる
ものでもない、広島でもその程度ならザラにある、
それにしては値段が高かろう・・

福岡=都会、広島=田舎と見くびった判断ですね。


私が子供の頃は関東ではあまり食さなかったセイも
あり、尾道では安価にフグを食べられました。

(大きな声では言えませんが広島市は尾道より
 魚が落ちます。有名店SとかYなんかでもね)

上野池之端の専門店、見栄はったデート。高かった。
大阪難波の劇場街裏手の専門店、安くて美味かった
などなど

フグには多少うるさい・・今は金がないから不縁。
よって、この話いま思い出しても腹が立つ。

福岡ではちょいと有名な店だったが、バカヤロ。