(30)イメージ

2006-09-20 08:43:49 | 考える
G想像する
①イメージ

イメージという言葉を幅広く捉えると、
誰でも頭にイメージは浮かんでいますので
(秋刀魚と言えばそのイメージが浮かびますね)
このレベルの話は割愛します。

創造するに近い想像ということで・・・

視覚や聴覚など以外でも詩や和歌俳句などは
イメージを豊かにする勉強ができます。

これらは自由に読むことも大切ですが、同時に
作品と解説文をあわせてイメージをどう膨らませるか
も勉強しなければなりません。

語感が狂っているときはその修正を行わねばなりませ
ん。けれどもあまり細かくとらわれると月並みなもの
しか育たなくなるおそれもあります。
このバランスが難しいですね。

人々の言葉遣いや時代背景もきちんと捉えるという
勉強もしてもらわねばなりません。

昔、文学は勝手に読むべし、と聞かされてそれを
あまりに間に受けていた時もありました。
でもそれだけではイメージを豊かにはできないことが
やっと分かってきました。
繰りかえしますがバランスが難しいですね。

更に、自己表現となりますと、先達の仕事を追体験
が必要です。
その土台の上に自己表現が可能になるから。

上記のようなことを余りしなくても新しく豊かな
世界を創る人を天才といいます。
近年、天才という言葉が安くなってしまいました
ね。全体的に言葉の価値の劣化が早いようです。

話を戻しましょう。
凡人はイメージを豊かにするため、勉強しながら
比喩、類推など出来るかぎりを動員し組み合わせ
頑張らねばなりません。

勉強が足らないと、月並俳句しか作れず創作は
観念してブログしかないかという、どこかの塾講師 I
みたいなイメージ貧困人間になってしまいます。

イメージまで勉強が必要とは思いも寄らなかった
ことですけれどねえ。 10.18


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