(9)反対を考える

2006-10-17 09:02:47 | 考える
B
⑤反対を考える

考えるべき内容を際立たせたり、より深い思考をする
ために反対のことを考えるのは有効です。
反対だけでなく「対」も同様です。

つまり、モノゴトを複数の視点から捉える勉強です。
進めば、相対的な視野への入り口にもなるでしょう。

少し先に述べることになると思いますが、論理の展開
においても大切なことになります。

人間は、およそ、常に意識していないと自分の考えか
ら離れたものには目が行きません。
頭がカタイのです。
ですから日々意識して、あえて反対のことを考える
必要があります。
生徒に向かうときも忘れないようにしたいですね。

反対のことを考える、といってもそのものを肯定
しよう、などというものではありません、
「人を殺すな」と言うことを考えるとき「殺す」を
考えるのはやむをえないことです。
この段階で価値判断を持ちこんではいけません。

次にしかし反対意見を肯定するわけにはいきません。
で、何故自分の意見を主張するのか、その考えを深
く掘り下げられるのです。
9.21


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