TPPと「失望」

2014-02-21 14:08:39 | 塾あれこれ
現実は混沌としたものであり
どう切るかによって様々な面が現れます。

コーチに責任があるのか、本人が弱かったのか
五輪に悪魔がいたのか、世間が甘やかし過ぎたのか
日本国中がプレッシャーをかけすぎなのか
結局、可哀そうなのか、批判されるべきなのか
頑張ったのか、物足りないのか

・・不可知論的に曖昧なまま終わりそうです。


それにならって、私も「風→桶屋の話」を。

尖閣、靖国、失望、日韓、普天間、TPP、逆失望・・

みんな大きく繋がっています。

戦後日本の歴史、米中の国際政治シナリオ、から始まり
様々な出演者による即興劇。

その中に混じり込む猿芝居もあります。
(失望させる)と(失望する)の英語が分からない補佐官とか

誰が何をどのようにして誰に対して失望させたか
それを明確にしない発言でした。
当人は気の利いたことを言ったおつもりでしょうが。

あれは、御先棒を担いだつもりの馬鹿者か、
馬鹿を演じて見せる悪智恵か。

なぜTPPの交渉山場の前の対米発言がこうなのか。
日本にとってプラスに働くのか?

どうも、大幅譲歩の情けない姿をさらす前に
支持グループに強がっている姿を見せようという
パフォーマンスでしょう。
よって一人のみならずの「強気」発言が続きます。

政府は「個人的見解だから」で逃げられるとの思惑でしょう。

海外ではそれは通じません。

つまり外向的な失点。

少なくとも政府は「日本国家の本来の考えとは違う」と
表明しなければならないのです。
ワザとやらせたことであっても。


いかにもアメリカに対する日本はワンコロですね。

TPPは日本にとってもカードとなりうるのに
アメリカの思うままにやられてしまってます。

食糧安保などそっちのけで目先の農民票を得るために
税金をばら撒くしか能がないようです。

未来の日本農業は?

売れるものに特化するのだそうで
米も小麦も大豆も飼料作物もみんな外国に頼り
高級リンゴや佐藤錦を作って売るのですが
いざ「こと」がおきたら佐藤錦で食がまかなえるか?

アメリカに対し更に弱い国家になることは確実です。

威勢の良いことは言うけれど本当の計はたてない、
そんな内閣で良いのでしょうかね。
国民の支持率は高いのだからそんな国なのでしょう。


対米外交となると点が甘くなる、新聞も財界も
長いものには巻かれる
負け犬根性ですね。

アメリカは日本が「言うことを聞く子分」であれば
よいのです。

自分の身が危うければ子分を見捨てるのは
古今東西変わらない「常識」なのに、ね。

元々、戦っていた相手で、お互い信用ならないのです。
よって「失望させられる」

日米安保とは、日本に対する、ビンの蓋の維持、及び、
軍事下請けを目的とするもの、でしかありません。

万一、国益に沿わなければ誰が助けに来るもんですか。


だから、子分としてペコペコし続けるのか
それとも一定の自律を保つのか
この国家の計を立てなければならないのに
内閣は白々しい口先答弁ばかりです。