佐村河内(問題)

発表されて間もないことではありますが
佐村河内さんの「嘘」は問題が大きいですね。

ＮＨＫのドキュメで大々的に「宣伝」されたあと
ＣＤの売り上げも驚異的だったとか。

ドキュメは私も見ました。
（しかし、ＣＤも買わず、演奏会も行ってません）

広島に関係のある方でしたからＮＨＫの前にも
若干の知識はありましたが、ＴＶは強烈でした。

このＴＶでＣＤ買った人も多いのでは？
ＮＨＫも罪だね。

耳が聞こえない、頭の中では不快な大音量が消えない
そんな大変な（苦しむ姿もＴＶに）状況のなかで
緻密でかつ強大な交響曲を完成させ、すごいことです。
その伝えるメッセージは感動的・・・

これがどうも、少なくとも緻密な作曲の部分は
別人の作であったとすると、偽装というか詐欺というか

体の不自由なかたへの批判めいたもの言いは
十分な心配りが前提です。
私のようなガサツな人間は気をつけるべきですが
それにしても「ヒドイ話」ではないでしょうか。

大ブームを起しておいて、ですからね。

誰が悪いかは存じません。
周りでお金を儲けた人間に非があるのかも。

すっごい苦労話、感動話に弱い世間の風潮も。
（マスメディアにも煽った責任はあると思います）

昔からではありますが、作品の価値よりも
夭折、可哀そうな不慮の事故、難病、非業な死
貧困、戦乱・・
こういったその人にまつわる「状況」で
有名になり方が違ってきます。

近頃は商売がらみになっていることもありそうで。

◎
政治面では、松井・広島市長がすぐにコメントをし、
栄誉賞に値しないのなら取り消し、という趣旨の
発言をされたのも、何だか、なんだか、不愉快。

政治家が賞を与えるってのは、その人の人気に
乗っかろうという下心からですからね。
自分から乗っかっておいて・・まあ・・

「手のひら返し」は政治的スケベ心の証明です。