お金持ち、タイヘンですってね

2008-11-27 13:48:15 | 塾あれこれ
オバマ新政権への期待もあり世界経済は少し休憩を
とっているようです。

ただ1929年の世界恐慌などでも時間の幅が広い
ですから、なりゆきによってはこれから更に
悪くなることも十分に考えられます。

中学くらいで習いますが1929年10月のNY株暴落
から始まった世界恐慌だって日本などはそれ以前
からタイヘンな不況でした。

同年5月すでに『蟹工船』が発表されています。
その前1927年には、かの大臣失言から始まる金融
恐慌で銀行が潰れています。

29年の世界的状況を深刻に捉えられなかった日本は
1930年金解禁を断行し、結果として世界恐慌を強く
呼び込んでしまいました。

逆に言うと不況は連続的に悪化するということで
政府でさえ予測できていないのです。

現在も安心している場合じゃないかもしれません。

先の話を続けると日本では32年くらいまで大不況が
続いたようです。
その間、満州事変が起き五一五事件がありました。

海外へ向かった日本も国内の冷害や不況は続き
37年の日中戦争に向かうのです。

米国だってニューディール政策だけでは回復せず
第二次大戦まで引きずっていたのです。

歴史が教えることは、不況を長引かせると
戦争が誘引されるということです。

戦争になると不況とは比較にならない死者が出、
破壊が進みます。
武器も世間に流出します。

世界中がそうはならないように努力をしている
のですが、特に日本は戦争は困りますね。
食料輸入が困難になることだけでも・・

ただ「なんとかなるさ」は甘いかもしれないと
32年の人間に42年の日本は決して想像をできない
ことであった、これらを踏まえて経済の見通しの
暗いことをもう少し述べますが

ハイ、例によって続きは明日、・・たぶん。