(21)理屈は後から貨車でくる

2006-10-01 22:31:00 | 考える
どなたか政治家の方の名?言です。
乱暴ですが、当っている部分があるのがシャク

D⑧結論を出す

政治家の仰るように、理屈を検討して結論がでる、
のではなく、現実には結論が予め決まっていることが
多いのではないでしょうか。

何かを検討比較し論理を進めて、より正しい結論を求
める、などということは少ないかもしれません。

もっともこれは、小さな塾のオッサンが「ニランデ」
いるだけの話で、正しいかどうかなど勉強不足で
自信はありません。

ただ、大人の世界だけでなく、どうも子供でもそう
振舞うことが多いのではないか、と思えます。

塾での小さな例。
国語などのペーパーテストで選択問題の場合です。
選択肢の中でもっとも選んではいけないものを選ぶ子
がおり、その理由を訊くと上記の「まず結論ありき」
なのですね。
「きっとこれだと思った!」
もちろん根拠はアイマイです。

一般に選択肢の解答については、たまたま合っている
ということもあるので○×に係らず根拠を問います。

「その答、あっているかもしれないし、違うかもしれ
ないけれどトニカク、これが答ということがどこで分
かった?何処らにそんなことが書いてあった?」と。
(私の場合は、もっと濃オ~い広島弁ぢゃけーどの)

算数であれば検算したり題意に適うかどうか確かめを
したりします。それと同様のことですね。

理論というものにおける結論ということは、多分単純
なものとされていると思います。
けれども現実には難しいことなのですね。

出た結論は検証しなければなりません。

ところが「先ず結論ありき」では根拠が薄弱である
にもかかわらず「これが答えである」と信じている
わけですから、間違いがあってもナカナカ気づきま
せん。

子供の場合は大人が外からチェックしないといけま
せん。
いつも大人がしていると進歩しませんから、次第に
チェックする力をもたせなければなりませんが、
時間がかかることですよね。
10.5