広島を拠点に活躍されるトラディッショナルアイリッシュバンドのSEiREN(セイレーン)、ニューアルバムをリリースされました。そのリリースライブが4月21日にBLUE LIVE広島(広島市南区宇品)で開催されました。
当該ライブはヴォーカルの前田斗亜さんからお誘いがありましたが、これもとても興味深かったので、はりきって行ってきました。なお、前売りチケットは4月上旬にソールドアウト!広島の音楽シーンでは話題になっていたという証でしょう。
こちらがニューアルバム、The New World~新たな旅路へ~です。旅をテーマにした作品となりました。
なお、当該公演は撮影禁止だったので画像はありません。以下、文章のみで…。
出演者は以下のとおり(敬称略)。
前田斗亜(Vo、Tin、Vn)、Shrek Holstein(Gt)、久保田雅文(Perc)、タケウチフミノ(Vn)、渡辺祐平(B)、保本園枝(Syn、Acc)、森川敏行(Gt)、川本睦子(Vo)、堀円花(Irish Dance)
杉山憲司(Bagpipes)
Opening Act:Tomo Kusunoki(Vo)、中野祥平(Gt)
最初はオープニングアクトでTomoさんと祥平さんが登場。アコースティックな演奏でシンプルながらとても強い存在感で幕開けを飾られました。
つづいて杉山さんがて客席内を歩きながらバグパイプを演奏、会場内は本編開始に向けて、胸の鼓動の高まりがより一層強くなりました。
そして、本編開始!SEiRENのメンバーが登場しました!アイルランドの伝承歌を紡ぐSEiREN、今回はアルバムリリースライブということで、ニューアルバムからの曲をセレクトされました。前述のとおり、旅をコンセプトにしたニューアルバムですが、ちょうど年度が変わった時期ということもあり、新年度の新生活、人生の長い旅路、様々な人の生き様にそっと手を差し伸べ、背中を押してくれるような心の応援歌、そんな気持ちが、きっと宿っていたことでしょう。美しくもあり、どこか哀しげでもあり、でもなぜかあたたかい、そして、懐かしい。エモーショナルなアイリッシュナンバー(オリジナルナンバーもあり)を情熱的に奏でてくださいました。もちろん出演者は日本人ですが、アイルランドの風景に日本人ならではの繊細な美や四季折々の風景も溶け込んでいくような壮大さも伝わってきました。
斗亜さんの澄んだヴォーカルに切ないティンホイッスルの音色、表情豊かな久保田さんの力強いパーカッション、同じくどっしりしたリズムを奏でるナベさんのベース、カラフルな音色の園枝さんのシンセサイザー、さらに園枝さんはアコーディオンにも挑戦、フミノさんの美しいバイオリン、さらにフミノさんと斗亜さんのバイオリンの共演、Shrekさんと森川さんのよるギターデュオ、すべてが高い完成度でした。さらにステージ上では、アイリッシュダンスも披露され、より一層雰囲気が高まっていきました。
そうそう、ジャズシンガーのむつこさんも出演されました。アイリッシュとジャズ、どちらも伝統音楽ではありますが、異なる音楽性ながら、融合するその様はとても格別でした。斗亜さんとむつこさん、ありそうでなかった組み合わせですが、両者の高いポテンシャルを垣間見れた瞬間でした。
あれから数日が経過しましたが、この時の感動を何らかのカタチにしたくて、駄文ではありますが、ブログネタとしてまとめてみました。また、広島の地には個性的なミュージシャンがたくさんいらっしゃること、そして、縁あってその方たちと出会えたこと、また、本当に胸が熱くなるくらいありがたいことです。何はともあれ、みなさまおつかれさまでありました。そして、ありがとうございました。
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