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マツダルーチェ祭り PART3

2012年05月18日 | クルマネタ

1977年10月、ルーチェレガート(LA4系)が登場しました。従来の2代目ルーチェよりさらに上級のセグメントに位置する車種で2代目ルーチェもそのまま並売されました。

ルーチェレガートはクラウン、マークⅡ、セドリック、ローレルなどを意識した5ナンバーフルサイズの高級サルーンでした。車体形状は4ドアセダンと4ドアハードトップの他、バンも用意されました。いずれも外観は重厚なイメージで仕立てられてましたが特に目をひくのがフロントマスクで縦に並んだ角型4灯ヘッドライトが他にはない個性を醸し出していました。
機構面は2代目ルーチェやコスモから引き継がれておりエンジンはレシプロがVC型1.8リッター直4とMA型2リッター直4、ロータリーが12A型(573cc×2)と13B型(654cc×2)の計4種類でした(後に12A型は消滅)。駆動方式はFRですがリヤサスペンションが板バネからコイルスプリングに変わったのがャCントでしょうか。

画像を並べていきましょう。4ドアセダンです。グレードはスーパーカスタム?あるいはカスタム?2005年6月撮影。


こちらは4ドアハードトップ、13B搭載の最上級モデルのリミテッドです。2010年11月撮影。


豊後高田市の昭和の町にある昭和ロマン蔵でルーチェレガートの時計が飾られていました!2010年12月撮影。



縦に並んだヘッドライトが良くも悪くもこのクルマを印象づけています。存在感は決して他のクルマに負けていません!ただし、教習車仕様は例外で縦4灯ではなく丸2灯のヘッドライトだったそうです。
それと、国産車で初めてコーナリングランプを装備したクルマだと聞いています。

前述のとおり先代にあたる2代目ルーチェは並売されてましたが、しかしながらモデル末期で世代交代が待たれてた状態でした。一方でルーチェレガートは運輸省(現、国土交通省)に型式認定申請の際、ルーチェの名称で届け出をしており、レガートの名称は無許可使用と指摘されるわけです。翌1978年7月にはレガートの名称は外され単にルーチェを名乗るようになり、並売されてた2代目モデルも終了となりました。結局、ルーチェレガートは『3代目ルーチェ』になったわけです。
従来の2代目ルーチェはスペシャリティ色が強く2ドアの設定もありましたが、その路線は1975年登場のコスモによってカバーされる事になります。



しかしながら、縦4灯のヘッドライトはやはり賛否両論あったのでしょう。1979年10月のマイナーチェンジではフロントマスクを改変、ヘッドライトは大型の角型2灯に、フロントグリルもデザインが変わりメルセデスベンツ風となりました。リヤビューではテールランプが大型化されました。ラインナップも大幅に改変されました。

後期型の4ドアハードトップです。おそらく最上級モデルのリミテッドか2000SG-Xかと思われます。2008年5月撮影。


1980年にはハードトップの2リッターにマツダ初のEGI(電子制御燃料噴射装置)採用モデルが、セダンには2.2リッター直4ディーゼルがそれぞれ追加設定されました。

最後にバンを掲載します。2006年11月撮影。

1981年10月にセダンとハードトップは4代目へモデルチェンジされますが、バンはカペラカーゴが登場する1988年初頭まで継続生産されました。隠れたロングセラーでした。

次のルーチェ祭りは4代目を取り上げます。

コメント (3)
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