“言ってはいけない” と “知ってはいけない”
よく似た題名の新書で、どちらも大変売れている本の様です。
“知ってはいけない”を知ったとき、随分“言ってはいけない”と似た題名の本だなと思いました。
“言ってはいけない”の中身は、人間はDNA次第だということが書いてあります。 衝撃的な内容ですが、私にはあまり大きな驚きはありませんでした。
ちょっとやそっとでは驚かない私が驚いたのは
“知ってはいけない”
の方です。
丁度、衆議院議員選挙が有りますが、その選挙で投票する前にこの小さな新書は読んでおくべきだと感じたので此処に書きます。
「日本が独立国ではない」 という事は皆感じていると思います。
私はアメリカ合衆国の属国だと思って居ました。
違うんですね。
アメリカ合衆国の大統領や、国務長官も実はあまり知らない事の様でした。
トランプ大統領なんか、日本の独立を容認しそうな勢いだったのでチョット期待したりもしましたし、かつてのライス国務長官も、かつての在日米国公使も知らなかった事のようです。
米軍が日本国の主人だったということです。
アメリカ合衆国の政府も国民も知らない(一部の人は知っている・・・日本を独立させかねないドナルドトランプ等という人はこってり教え込まれたかも知れません)
我々にとって重要なのは日本国憲法についてです。
日本国憲法が進駐軍によって作られた事は“言ってはいけない”の「DNAのままである人間」と同じ様に驚かない内容です。
「何月何日にGHQの誰が誰と相談して何条を執筆したか」まで全て判明
(憲法9条のルーツは1941年8月14日、真珠湾の4ヶ月前にFDRとチャーチルにより宣言された大西洋憲章)
1946年11月25日「GHQが憲法の全てを執筆した事を批判、そのことに対する一切の言及」を検閲の対象として全て禁じました。
(同じ矢部宏治著“日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか”“日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか”共著本“本当は憲法より大切な『日米地位協定』”等に書かれていると想像され、この本には書かれていません)
憲法の重要な問題点は、現体制では「加憲」等すると、日本人は戦場に行く事になる「仕組」が米軍によって準備されている点です。
著者、矢部宏治は怖ろしく大事なことをこの本(あるいはこれまでの著書)に書いています。 まさかとは思いますが、不慮の事故で亡くなったら怖いです。
憲法の上位に米軍がある というのが日本の現実です。
この本を読んでいない政治家が居たら、絶対に信用なりません。
この本の内容は衝撃的であると同時に事実だと確信します。 米軍の持つ特権、日本のあらゆる法規の上を行く特権について他の人から聞いていたからです。 日本はアメリカの属国だからだと思っていましたがチョット違っていました。
この本には「どうしたら良いのか」まで現実的に書かれています。
「当たり前」が書かれているのですが、それができていなかったために太平洋戦争になり、占領後徹底的にコントロールされ、未だに主権が無い国家、国民という現実があるのです。
先ずは騙されたと思って買って読んでみてください。
衆議院議員選挙で投票するのはそれからです。