蒸機スクラッチビルダーとして名高い久保田富弘さんの取材を致しました。
最初に見せていただいたのはカツミ製C53キットを組み立てたOJの蒸機です。
カツミの凄いところは、実物通りに第二動輪に中央シリンダーの主連棒が掛けられている事です。
OJですからコースティングギアで手で回せます。
取材チームは、伊藤正光さん、名取紀之さん、イモンです。
カツミのC53はおそらく祖父江さんの設計、名取さんでも組み上がったものは見たことがないという製品です。
9150形も見せていただいたのですが、TG-6で撮ることを怠りました。
例外にキットを組立ることもありますが基本全てが真鍮スクラッチビルドです。
9150を作るきっかけは動輪が四軸、9600にも小さいものが手に入った事によります。
この時代「動輪がある→模型が作れる」事を意味します。
久保田さんには帯広赴任の時代があり、そこで見た十勝鉄道の日車Cタンクを1/80 9mmで製作したものです。
G=9mmを採用したナローゲージモデルの魁です。
9900形です。 テンダーの重量を機関車につけ加える構造になっいて凄い重量です。
二軸貨車60両は牽けるそうです。
9900を解説です。
東武63号機、業平のネルソン。
乘工社の“なりひらのネルソン”此処に端を発していたのです。
十六番蒸機製品は形態が酷いですが。久保田富弘さんのスクラッチ蒸機は形態が素晴らしいです。
9600の二軸テンダー、真空ブレーキ!
過熱器ダンパーの“オートマトン” 後年は全機から撤去された装置です。
過熱器とはボイラーで作った飽和蒸気を更に高温の過熱蒸気にする為に大煙管の中に通す管。
ボイラーバンドは全て手巻きです。 0.2mm厚。
半田付けは全てペーストで行っています。
書ききれないほどのお話を伺いました。
動画での撮影、日本鉄道模型博物館への収蔵を目指しています、
D-クラフトのチームによる撮影。
TMSの掲載ページなどを撮影中です。