夏、私は「お付合いでの留守」が多く、模型は進展しません。
それでも6両のELの「軽い汚し仕上げ」を行いました。 (多分ネタとしては取り上げない・・・ネタ余りで腐らせる事になるでしょう)
その中で『さくら模型』のED19×2両を紹介致しまします。
『さくら模型』の特製完成品です。
ですから仕上げも手堅いので面白味には欠けるのですがED19と言う形式が“スケールモデル”の世界では初めてなので取り上げてみました。
模型としてはごく普通ですが、実物と違って全く汚れていないので「いかにも」‘模型’にしか見えません。
私自身模型に対して感じ続けて居た“違和感”です。
ED191とED194ではエアタンク周りの配管が違いますね。
動力は今年前半に改まったワールド工芸の動力ユニットを使って居ます。
両軸モーターを線路方向にギヤユニットの上に寝かせて載せています。
当初、モーターを垂直に立てていた動力ユニットと比べると格段にスムーズで、静かで、しっかりした感じを受けます。
『さくら模型』製品はヘッドライトを点灯させますので基板が屋根裏に見えています。
ワールド工芸方式のパンタをセンターネジ(1.4mm)を外して取り外します。
ちょっと驚いたのは、先輪の固定方法です。
1.4mmビスを中途まで締めて先輪に動きを与えているのです。
走らせているうちにネジが脱落する可能性「大」です。 (後で手を打ちます)
最初からIMONカプラーHO-101を付けて頂いています。
ナックルの正面と左側面のエア抜き穴表面に「レッドブラウン」を塗ります。
ナックル正面は烈しく当るところですのでマッハシールプライマーを筆塗りして、生乾きの状態で「レッドブラウン」を塗ります。
パンタグラフ、車体寄りに集中させて「汚れ色」を吹付けるのですが、塗料の行き難い隅に筆で「汚れ色」を色差ししておきます。
筆塗りですのでエナメル「レッドブラウン」+「フラットブラック」を薄くしたモノを使います。
「ティッシュで拭き取る」という作業も併せることで丁度良い状態(あとはフレーム重点で吹付けるだけという状態)に持っていきます。
(スミ入れみたいな感じです)
屋根上の避雷器(正確には避雷器カバー?)にもスミ入れしました。
モーターから基板経由ヘッドライトへ配線されていますので、車体・動力装置一体にして「汚し」に臨みます。
「汚し」にはきっちりした塗り分け線を出すわけにいきませんのでボール紙を写真のように細く切って‘ぼかし’部分を作るようにします。
‘ぼかし’が必要な車体上半分のマスキングが終わりました。
車体下半分は丁寧にインレタが張られていますのでむやみにマスキングテープを貼るわけにはいきません。 なにかの紙を車体寸法に合わせて切り抜きます。 折り位置もケガいておきます。
仕上がり状況です。
色はEL用に作る事にします。
真ん中は“鰻のタレ”です。
少量余った「汚し色」を溜めて置いて最大公倍数的な色が必要な時に使うのです。
蒸機の時は黄かん色+黒ですが、黄5号(カナリヤ)+黄かん色+黒で「摺板汚れ」を意識した少し黄色い色で吹いて仕舞います。
少し作りすぎたので、シンナーで薄める前に“鰻のタレ”に移しておきます。 意識的にそうしておかないと薄いばかりの鰻のタレでは量が少なくていざという時頼りになりませんので。
(「余り」・・・吹付用に物凄く薄くしてありますのでコレばかりを集めておいても色素不足です)
吹付け終わりました。
パンタを車体に馴染ませる事が最大の眼目です。
でも吹付けすぎるとパンタが銀なのか灰色なのか黒なのか判らなくなってしまうので控えめかつムラ無く吹く必要があります。
碍子の上部分、もう少したっぷり「塗り重ね」ておきました。 色は蒸機動輪の色です。
私の手元には都合の良い段付きビスが有りましたのでそれを利用して先輪の動きを確保することにします。
「スプリングを使う」目的でIMONのテンダー台車センターピンの座を「普通のプラスネジ+ジャケット」に譲った真鍮製段付ビス(マイナス)です。
この1.4mm段付ビスは段の径が1.9㎜ですので2mmのドリルで穴を広げます。
リーマーは残念ながら持っていないのでヤスリで仕上げて黒染を掛けておきます。
被せてみると「真黒(←ダークグレー?)」のギヤボックスが見た目で変です。
ウェザーシステムを表面に摺り込んで誤魔化しておきます。 (触らないところはそのままで平気なので大層手間が省けます)
先輪が左右に遊ぶ範囲はたったこれだけです。
ファインスケールを生かして狭い台枠表現をするには必要です。
16番等のゲージモデルでは旧型電機は元来無理なのです。 蒸機以上に駄目ですよね。
また、横から見えないので真黒でわざと残した「先輪押さえ」を見ると全体の色合いが判り易いかと思います。
先輪の回転が渋いので少しヤスっておきます。
また「先輪押さえ」の後側を丸く大きくヤスっておかないと段付ビスが使えません。
先台車の仕上がり状況です。
全体を組終って線路に載せてみます。
車体はウェザリングしていません・・・いつもの通りです。
ED194(手前)とED191(奥)では屋根上もかなり違います。
ED19に関しては特定番号とせざるを得ないですよね。
話は逸れるのですが、箱を確保しようと調べていたらIMONの紙箱(17m級用)でも黒い部分の柄が違うモノを発見しました・
(ED19はC11、ED17,ED18同様14m級紙箱に入ります)
ED191 (パンタ→車体の母線はこっちサイドで良かったんでしたっけ)
ED191
ED191
ED191
ED191
ED191
ED194
ED194
ED194
ED194
ED194
ED194
並べてみました
振ってみました
ED18と一緒に (ED18のヘッドライトレンズを何とかしたいです)
ED182とED191 (LEDランプを手持ちして両機関車の間に光を入れてみました)
ED18は実物の車体幅が狭いのでファインスケールが生きる題材ですよね。
ED18とED19を並べる事が出来て非常に満足しています。
それでも6両のELの「軽い汚し仕上げ」を行いました。 (多分ネタとしては取り上げない・・・ネタ余りで腐らせる事になるでしょう)
その中で『さくら模型』のED19×2両を紹介致しまします。
『さくら模型』の特製完成品です。
ですから仕上げも手堅いので面白味には欠けるのですがED19と言う形式が“スケールモデル”の世界では初めてなので取り上げてみました。
模型としてはごく普通ですが、実物と違って全く汚れていないので「いかにも」‘模型’にしか見えません。
私自身模型に対して感じ続けて居た“違和感”です。
ED191とED194ではエアタンク周りの配管が違いますね。
動力は今年前半に改まったワールド工芸の動力ユニットを使って居ます。
両軸モーターを線路方向にギヤユニットの上に寝かせて載せています。
当初、モーターを垂直に立てていた動力ユニットと比べると格段にスムーズで、静かで、しっかりした感じを受けます。
『さくら模型』製品はヘッドライトを点灯させますので基板が屋根裏に見えています。
ワールド工芸方式のパンタをセンターネジ(1.4mm)を外して取り外します。
ちょっと驚いたのは、先輪の固定方法です。
1.4mmビスを中途まで締めて先輪に動きを与えているのです。
走らせているうちにネジが脱落する可能性「大」です。 (後で手を打ちます)
最初からIMONカプラーHO-101を付けて頂いています。
ナックルの正面と左側面のエア抜き穴表面に「レッドブラウン」を塗ります。
ナックル正面は烈しく当るところですのでマッハシールプライマーを筆塗りして、生乾きの状態で「レッドブラウン」を塗ります。
パンタグラフ、車体寄りに集中させて「汚れ色」を吹付けるのですが、塗料の行き難い隅に筆で「汚れ色」を色差ししておきます。
筆塗りですのでエナメル「レッドブラウン」+「フラットブラック」を薄くしたモノを使います。
「ティッシュで拭き取る」という作業も併せることで丁度良い状態(あとはフレーム重点で吹付けるだけという状態)に持っていきます。
(スミ入れみたいな感じです)
屋根上の避雷器(正確には避雷器カバー?)にもスミ入れしました。
モーターから基板経由ヘッドライトへ配線されていますので、車体・動力装置一体にして「汚し」に臨みます。
「汚し」にはきっちりした塗り分け線を出すわけにいきませんのでボール紙を写真のように細く切って‘ぼかし’部分を作るようにします。
‘ぼかし’が必要な車体上半分のマスキングが終わりました。
車体下半分は丁寧にインレタが張られていますのでむやみにマスキングテープを貼るわけにはいきません。 なにかの紙を車体寸法に合わせて切り抜きます。 折り位置もケガいておきます。
仕上がり状況です。
色はEL用に作る事にします。
真ん中は“鰻のタレ”です。
少量余った「汚し色」を溜めて置いて最大公倍数的な色が必要な時に使うのです。
蒸機の時は黄かん色+黒ですが、黄5号(カナリヤ)+黄かん色+黒で「摺板汚れ」を意識した少し黄色い色で吹いて仕舞います。
少し作りすぎたので、シンナーで薄める前に“鰻のタレ”に移しておきます。 意識的にそうしておかないと薄いばかりの鰻のタレでは量が少なくていざという時頼りになりませんので。
(「余り」・・・吹付用に物凄く薄くしてありますのでコレばかりを集めておいても色素不足です)
吹付け終わりました。
パンタを車体に馴染ませる事が最大の眼目です。
でも吹付けすぎるとパンタが銀なのか灰色なのか黒なのか判らなくなってしまうので控えめかつムラ無く吹く必要があります。
碍子の上部分、もう少したっぷり「塗り重ね」ておきました。 色は蒸機動輪の色です。
私の手元には都合の良い段付きビスが有りましたのでそれを利用して先輪の動きを確保することにします。
「スプリングを使う」目的でIMONのテンダー台車センターピンの座を「普通のプラスネジ+ジャケット」に譲った真鍮製段付ビス(マイナス)です。
この1.4mm段付ビスは段の径が1.9㎜ですので2mmのドリルで穴を広げます。
リーマーは残念ながら持っていないのでヤスリで仕上げて黒染を掛けておきます。
被せてみると「真黒(←ダークグレー?)」のギヤボックスが見た目で変です。
ウェザーシステムを表面に摺り込んで誤魔化しておきます。 (触らないところはそのままで平気なので大層手間が省けます)
先輪が左右に遊ぶ範囲はたったこれだけです。
ファインスケールを生かして狭い台枠表現をするには必要です。
16番等のゲージモデルでは旧型電機は元来無理なのです。 蒸機以上に駄目ですよね。
また、横から見えないので真黒でわざと残した「先輪押さえ」を見ると全体の色合いが判り易いかと思います。
先輪の回転が渋いので少しヤスっておきます。
また「先輪押さえ」の後側を丸く大きくヤスっておかないと段付ビスが使えません。
先台車の仕上がり状況です。
全体を組終って線路に載せてみます。
車体はウェザリングしていません・・・いつもの通りです。
ED194(手前)とED191(奥)では屋根上もかなり違います。
ED19に関しては特定番号とせざるを得ないですよね。
話は逸れるのですが、箱を確保しようと調べていたらIMONの紙箱(17m級用)でも黒い部分の柄が違うモノを発見しました・
(ED19はC11、ED17,ED18同様14m級紙箱に入ります)
ED191 (パンタ→車体の母線はこっちサイドで良かったんでしたっけ)
ED191
ED191
ED191
ED191
ED191
ED194
ED194
ED194
ED194
ED194
ED194
並べてみました
振ってみました
ED18と一緒に (ED18のヘッドライトレンズを何とかしたいです)
ED182とED191 (LEDランプを手持ちして両機関車の間に光を入れてみました)
ED18は実物の車体幅が狭いのでファインスケールが生きる題材ですよね。
ED18とED19を並べる事が出来て非常に満足しています。