9643お披露目

2017-11-10 | 今鉄
京都は期待通りの酷い目に遭いました。

今日のレポートはその数日前、先週末の話です。


羽田から函館へ飛び


レンタカーでニセコへ


2016-05 昨年5月サッポロビール園で撮った9643の姿です。


化粧直しが終わった9643、これから「ナンバープレート取付式」です。


デフは同じものを新製、掴み棒は直立、煙室ハンドルは新製、割れていたLP42ヘッドライトのレンズはLP42ごと交換しました。


ごく普通の煙室扉ハンドル、実物から型を取って鉄を鋳るという大変な工法で作り直しました。

9643が日曹天塩から苗穂のビール園に到着したときは現役時代と同じこの普通形が付いていました。

2000年頃に撮影された9643には三本で支える変な形のものが付いていました。 おそらく盗難に遭って、おそらく想像しながら作ったものが付いていたのだと思います。


デフは全く同じものを新製しました。 元のデフは日曹天塩の工場内製か?

取付方法は、ランボードが元のままなので現役時代と同じです。

薄い鉄板のデフですが、付け外しにはクレーンが必要です。

ニセコでの公開当初はデフ無しとし、1年後か数年後には日曹時代のデフ付きと考えていましたが、なかなか困難です。

もっとも、日曹でデフ無し時代はキャブ屋根が延長されておらず、似合うかどうかは判りません。


この様にして締めこみます。

ビール園時代の写真を見ていただくと判りますが、ナンバープレートはそのままコピーして鋳たわけではなく、取付ボルト位置と外形、文字の寸法をコピーして作られたものです。


現地ニセコ町で頼りにしている有島記念館の伊藤さんに撮影してもらいました。


機関士席のビニールカバーをはぎ取ったところです。


機関士席からの眺めです。


いよいよニセコエクスプレスラストラン。

9643搬入の時にも御邪魔した2943D 長万部発倶知安行DCと交換でニセコエクスプレスが走ります。

https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/niseko_lastrun/index.html

我々の関係者が見守る中2943D進入。


ニセコエクスプレスが発車、最後の上り列車。

発車のタイフォンに合わせて9643の汽笛吹鳴!それが私の今日のお仕事です。


機関士席から見た最後の上り〔ニセコエクスプレス〕


〔ニセコエクスプレス〕乗員から別れの御挨拶を頂きました。


〔ニセコエクスプレス〕下り最終列車。 これが最後です。


子供たちにも役が与えられました!素敵!!


真横通過中に迎えの汽笛を吹鳴。 その後キャブから撮影。

〔ニセコエクスプレス〕ニセコ発車のタイフォンに合わせて汽笛吹鳴。

25秒程経ってから送りの汽笛を吹鳴!〔ニセコエクスプレス〕からタイフォンが返ってきました。


記念写真を撮っていただきました。


ロッドの色はIMON蒸機の色見本を送りましたが、ペンキの場合ソリッドの色しか出来ませんのでそれなりの色です。

銀色=実際はアルミ色を模した色よりはずっと良いと思います。


函館へ帰ります。


新函館北斗から


【はやぶさ】に乗ります。 下車駅は新青森です。

つづく