C55流線形キットを組む

2013-07-02 | 鉄道模型
珊瑚のC55流線形キットを組んでみます。

やって見ようかなと思った理由は

(1)HOJCの今年の競作が“流線形”だから。(競作参加、間に合わせるつもりです)

(2)いつも仕上げばかりで半田付けの快感が恋しくなったから。

です。
しかし流石に蒸機のキット、時間も掛かるでしょうからゆっくり紹介して行くことにします。


キットです。


開けると外観を特徴付ける雲形定規スタイルの側板とナンバープレート、説明書、もうひとつ対策部品としての側板¥6300(手前側)が見えます。


珊瑚のC55流線形キットはこのまま組んだのではどの番号にも該当しません。

対策部品は側板を縁取り無しにしてC5534~40(日立製の7両)にするためのモノです。

IMONでは特製品を組み立ててお得意様に提供したく思い対策部品と共に珊瑚からキットを分けて頂きました。 

私はその1台分をIMONから買い取ったので対策部品とセットになっているのです。

(ところで私は無謀にもボイラーカバーのハンドレールの穴を塞ぎ、低い位置に穴を開け直してC5521~33(川車製の13両)にするつもりです)


まずはフィニッシュ用の道具を箱に入れて片付けちゃいます。

(フィニッシュ;まだここで紹介していないモノが有るので時間を見て紹介します)


使う道具、使わない道具・・・仕舞わないまでも頻度が多そうなヤスり中心に入れ換えます。


SURE/シュアーの100Wこての先端が錆びて腐食が進んでいたので納得の行くまで削りました。

ところがコンセントに入れてみて熱くならない・・・壊れていたことが判明・・・

仕方なく使い分けるつもりだった60Wコテでやれるところまでやって見ます。


半田付けをする前に染めるモノは黒染めをしてしまおうと思います。

黒染するべきパーツの入った袋をどんどん開封していきます。


バルブギヤー類とモーションプレート。 黒染対象;バルブギヤー類すべて。


シリンダーブロック回り。 黒染対象;スライドバー。


動輪が組み付けてあった台枠、下回り主要部。 黒染対象;動輪とコネクチングロッド。


まずは黒染前にバルブギヤー類をヤスりで整形してすっきりさせたいです。


我家のヤスりいろいろ。


機関士側のラジアスロッドはプレスの表側が見えているので、だれた肩を嫌って外側上下側をヤスって平らにします。


大きなヤスりを台にして削ります。 僅かに細くしてすっきりさせる狙いもあります。

(名人がやるような超絶綺麗な仕上がりは目指しません。少し少しです)


下の機関士側はメインロッド、クロスヘッドとコンビネーションリンク(ロスト製です)、ラジアスロッドをすっきりさせてあります。


機関助士側を始めて「あれっ?」となりました。

組立説明書と比較してみたらメインロッドだけ左側が組み付けてあるのが判明しました。 交換して貰う事にします。


加減リンクとエキセントリックロッド、右が削り済みです。


コネクチングロッドも整えます。


黒染したくない部分は塗料に突っ込んでマスキング・・・乱暴でスミマセン。


おっと、スライドバーを忘れていました。 ロストですから裏と上下を念入りに磨いて引っかからないようにしておきます。


黒染準備完了。


黒染完了。 あとで半田を流すスライドバー根元やリタンクランクは黒染しません。


マスキングを外して磨くところは磨いた図です。


動輪も


黒染します。

勢いに乗って後からでも染められるけど先輪従輪テンダー車輪も染めようと思います。


先台車、従台車。


先台車を出してみます。 車輪に御用だ!


従台車も車輪に御用!


テンダー台車は車輪が別袋に閉じられています。


車輪を出して、


染めます。

テンダー車輪だけが昔の珊瑚と同じ感触、先輪動輪従輪は今までにない綺麗な染まり具合で別モノに感じました。

さあ次はいよいよ半田ごてを弄びます。