IMONカプラー「Niメッキ」

2011-07-19 | 鉄道模型

我家にEF5861が居ます。

「お召」

と書いてあります。 出してみます。





「お召」 にそぐわないのは「黒いプラ」のケーディー#711です。

ニッケルメッキしたぴかぴかのIMONカプラーが有れば「お召」にぴったりです。


やって見ました。

上手く行きません。

工程は
①酸洗いをしっかり掛けてダイキャスト表面を綺麗にする
②銅メッキを掛ける (銅下・・・銅の下地だと思います・・・と言います)
③ニッケルメッキを掛けます

どうしてもメッキが掛からない、黒く残るところが出てきてしまいます。

また、メッキが掛かったところは厚い~薄いが烈しく出てきてしまいます。

(写真で判るかどうか・・・・)

IMONカプラーとしては機能がちゃんと働いてくれないとダメなので、可動部分などはヤスリで削って動くようにしてやらなければなりません。


ヤスって、ヤスッたところとそうでないところを一体の感じにする為に「ジフ」を付けて歯ブラシで研いてみます。




なんとメッキが掛かったと思って居た処もメッキ表面が浮いていたのか剥がれてこんな有様になってしまいました。

青黒く見えている部分は亜鉛ダイキャストが剥き出しになった部分です。


メッキし損ないの黒い部分が少ないモノを削っていたのですが、残りよりも酷い事になってしまいました。


塗装で誤魔化してみることにします。

銀色は、エナメル塗料の名前が「フラットアルミ」とされて居ることでも判るように銀色ではなくアルミ色です。

アルミは白くて「かなり」青いです。

白いところは佳いとして青さを消さないといけないのでクリヤオレンジとクリヤイエローを混ぜて研いた金属表面っぽい色を作ってみます。


混ぜて出来たのがこんな色です。


剥げてしまったところに塗ってみました。

メッキの出来が悪いモノの「黒残り」スポットにも塗ってみました。

その仕上がり・・・・60点とも28点とも採点できそうな仕上がりです。


「ぼこぼこの仕上がり」で動きもうんと悪いですが一応IMONカプラーです。

ケーディーを置換えしてみます。


意外に良い感じです。 メッキバージョンがちゃんとある様に見えますよね。


組立前に「紹介」として中身の構造を撮って置きます。

私の「持ち物」のIMON製品は、平凡なシリアルナンバーが殆どですが、コレは何故か珍しく30/30という凄い番号です。


意外に佳かったと思い、調子に乗って写真を撮ってしまいます。


しかし、ダイキャストのメッキバージョンはとても製品に出来る様な代物ではない様です。


カプラー本体をロストで作ってメッキするとか、そのままでも美しい色艶が出ている金属でロストワックスするなど工夫を凝らしてみようかと思います。




「お召」はこれからいろいろやって行かなくてはなりませんし、既にお持ちの人も多いと思いますのでなんとかしたいです。


IMONカプラー;

この構造に対する特許申請が通り(4月22日)特許証が交付されました。

特許第4728418号です。 (出願番号2009-188371)

アメリカ合衆国 特許出願中(12/855230)
中華人民共和国 特許出願中(201010256079.6) です。

IMONカプラーとの自動解放はDCCによるナックル可動カプラーと思っていたのですが、これはこれで特許でガードを固めていると聞きますのでもしかすると「マグネマチック」に舵を切るかもしれません。

(この話は「既出」だったでしょうか・・・)