♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■祈りから賛美へ / 岩井基雄

2023年05月22日 | Weblog

2023/2/27放送

 「世の光」の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
 今日は詩篇119篇のことばから、祈りから賛美への招きに心を留めてみましょう。

 私たちは苦しみの中から神への祈りをささげます。その祈りは叫びのような願いが中心です。詩篇の作者も、叫びや願いで祈りを表現しています。その上で、その祈りが、すべてを創られた神様への賛美となるようにと願うのです。

 詩篇119篇をお読みします。
 「主よ 私の叫びが御前に近づきますように。 ・・・私の切なる願いが御前に届きますように。 ・・・私の唇に賛美が湧きあふれるようにしてください。あなたが私にあなたのおきてを教えてくださるからです。」
           旧約聖書 詩篇119篇169節から171節

 この作者は苦難や痛みの中から、聖書が語る神様に自分の切なる願い、また叫びを聞いてくださるようにと祈ります。そして、神様への賛美が湧き溢れるようにしてほしいと願っています。

 賛美は感謝に基づきますから、この作者は神様が自分の祈りに応えて神様のおきてを教えてくださるとの確信に基づいて、感謝し、自分の思いが神様への賛美に向かうことを確信しているのです。

 それは、神様の愛に信頼した祈りともいうことができるでしょう。そしてその信頼は、たとえ自分の思い通りの助けや答えが与えられなかったとしても心から神様を賛美し感謝する者とさせてください、と祈る祈りに繋がっていきます。

 先ほどお読みした詩篇の祈りのことばの合間にはこう祈られていました。
  「あなたのみことばのとおりに私に悟りを与えてください。・・・あなたのみことばのとおりに私を救い出してください。」
     旧約聖書 詩篇119篇169節、170節

 この作者は、神様に心から信頼し、神様のことばこそ私に悟りを与え、救い出してくださると確信しているのです。感謝と賛美へと導かれる信頼の姿、平安と喜びの姿がここに描かれています。

 あなたも神様の愛とみことばに信頼した祈り、賛美と感謝へとあなたを導く祈りをささげてみませんか? 私たちのどのような思いも全部を受け止めてくださる神様に信頼して祈るときに、私たちは平安と安心を受け取り、心からの賛美へと導かれていくのです。賛美と感謝に満ちる人生は、神様への正直な祈りと信頼の中から生まれていくのです。


    ( PBA制作「世の光」 2023.2.27放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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