♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■夢の実現の向こうに

2008年05月19日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道(のぶみち)です。

 えー、五月というのはいい季節のシーズンですよねえ、日本にとっては。「五月晴れ」ということばもありますけど、本当にこう晴れた時はさわやかないい時期だなあと思うんですね。ですけどこの5月がですね、五月病というそのことばがありますように、こんなはずじゃなかったなあって一番思う時期だっていうふうにも言われているんですねえ。

 例えばこう大学に入学した方でも、受験の時には一にも勉強、二にも勉強って、すべては合格という夢の実現のためというので頑張ってて、で、ただこの苦しみの向こうに何か素晴らしい人生、夢と希望に燃えて生きていける何か価値あるものが横たわっているって、こう信じるそれを支えとして一所懸命こう頑張ってきた。そして目出たく合格して入学。ところがしばらく経つと、胸を膨らませて入った新しい生活の感激もこうつかの間で、大学に掛けた期待は、灰色の現実にあって、こう萎(しぼ)んでいくっていったケースが少なくないみたいなんですねえ。受験前の唯一の目標であった大学への合格が実現した時に、心にぽっかりとこう空洞が空いてですねえ、さあやるぞ!と気負ったものの何をやっていいか分からないっていう所から五月病が始まるっていう訳ですねえ。

 これは何も大学受験に限ったことではなくて、憧れの就職をしても同じような現象が起こったり、もしかして結婚っていうこともそういうこともあったり、それまでは本当にワクワク胸をときめかしていたんだけれども現実になってみたらこんな筈じゃなかったっていうふうなことを考えてしまったり、家を手に入れることだけが夢で、あらゆる辛抱をして過労死寸前まで働いて遂に得たマイホームですけれども、これだけが自分の人生のすべてだったのかというような、やりきれない虚無感にさいなまれたりですねえ。

 人間の満足は、本当に自分が生かされていると実感する以外にないんだろうと思うんですけど、人はなぜ存在して何のために生きるかの答えを創造者である神に見い出さない限りですね、人生の五月病から解放されるっていうことはないんじゃないかっていうのですねえ。

 (旧約聖書の)伝道者の書の中に「結局のところ」ということばがあって、「もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(伝道者の書12章13節)

 「人間にとってすべて」とは、創造主である神を知ること、これ以外にないということですねえ。

 ( PBA制作「世の光」2008.5.19放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合わせは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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