2020/8/4放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「会堂から講堂へ」という題でお話ししましょう。使徒の働き19章の続きです。
さてパウロはいつものように安息日になりますとユダヤ人の会堂に入り、3ヶ月の間、大胆に神の国について論じ、神への悔い改めと主イエス・キリストを信じるように勧めました。
神の国とは、神の民が神の場所で神の支配と祝福を受ける世界ではないでしょうか。イエス様のこの地上での人々への最初の勧めのことばは「時は満ちた。神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」でした。神の民となり、神の支配と祝福に与るには、悔い改めと信仰だったのです。
このことは神の選民とされたユダヤ人にとって小さな頃から教えられてきたことでした。ところが心を頑なにして神の国の支配と祝福を受け入れようとはしませんでした。むしろ会堂に集まった会衆の前で、神の国の福音について足ざまにけなしたりしたのです。
そこでパウロはイエス様を信じ受け入れた信徒たちを引き連れて、反対者や妨害者たちから離れ、ティラノにある集会場を移転しました。その講堂は誰もが使用できる集会場のようでした。パウロはそこを伝道の拠点として二年間働きを続けたのです。エペソ周辺の小アジアの人々はユダヤ人もギリシャ人も皆、主イエスのことばを聞きました。
私も26歳で開拓伝道をしましたので集会場の問題は伝道する上で大きな課題でした。反対者や妨害者から離れながら5回移動したことになります。
私たちの人生はある意味でこの世では旅人であり寄留者ではないでしょうか。ですから荷物は少なくし、また無用なあ争いはなるべく避けて大事な人を守りながら、あるいは家族を守りながら歩んで行きたいものですね。
聖書のことばです。
「あなたがたは旅人 寄留者なのですから魂に戦いを挑む肉の欲を避けなさい。」
ペテロの第一の手紙 2章の11節
(PBA制作「世の光」2020.8.4放送でのお話より )
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