♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたがたを連れ戻す / 福井 誠

2017年06月14日 | Weblog
2017/6/14放送

 いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「あなたがたを連れ戻す」です。 それではエゼキエル書11章17節を読んでみましょう。
 『神である主はこう仰せられる。わたしはあなたがたを、国々の民のうちから集め、あなたがたが散らされていた国々からあなたがたを連れ戻し、イスラエルの地をあなたがたに与える。』

 4章からの流れで言いますと、これまでの大きな流れとして、エルサレムの滅亡のことが語られてきました。そしてこの11章では特に後半、そのエルサレムについての未来を語っている箇所、つまり彼らの国の再興について語っている箇所ですね。

 神の裁きの警告は脅しでもはったりでもありません。神が語られた通りにエルサレムはバビロン帝国に包囲され陥落し、そして多くの人々は捕虜として連れ去られました。しかし、エルサレムに残された人々もいたのです。

 エルサレムに残された者たちは、自分たちこそが神の地を最後まで所有することができた神に愛された者たちである、と考えたようですね。そして、エゼキエルたち捕囚によって外国に連れ去られた者たちは神の約束の地を受け損なった者つまり神に見捨てられた者たちである、と軽蔑したのです。

 まあ彼らが傷ついたのは言うまでもありませんね。しかし神はエゼキエルに語りかけ、連れ去られた者こそ神の民である、と言います。そして、彼らは散らされていた国々から再び集められて神の約束の地に連れ戻されるのだ、と言うのです。

 しかも面白いことに、もし彼らに神に見捨てられるような忌むべきものがあるのならば、それを取り除き、新しい心、新しい霊を与える、と言います。つまり、神に見捨てられたと思う者が実はそうではない。そしてもし神に見捨てられた、汚れている、と言うのであれば気にしなくても良い、その汚れも清めよう、と言うのです。聖霊が語る大切な原則ですね。神はいつも砕かれた者の神です。神は悲しむ者たち、落胆する者の助け手です。たとえ自分は負け犬であると思うようなことがあっても、簡単に人生は諦めてはいけません。神は人の痛みを感じ、悔い改め、呼び求める者を無視されず、必要なものを備えられるお方ですね。この神にこそ希望を抱いて歩みたいものです。

(PBA制作「世の光」2017.6.14放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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