♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ 本当の「福は内、鬼は外」

2005年02月04日 | Weblog

 世の光の時間です。お元気ですか? 安海靖郎(あつみやすお)です。

 昨日は節分の日でした。でも最近はあまり家庭で豆まきしませんね。ま、昔は我が家でも、父が
「福は内、鬼は外」って言って豆を撒(ま)いたものでした。

 ま、そもそも節分の豆まきっていうのは、季節の変わり目、立春の前日、ま、その前夜祭と、ま、それに、昔大晦日に行われていた 追儺(ついな)、つまり災難を追い払う儀式がひっついて豆まきになったそうです。ま、「鬼は外」って、鬼って言うと何か漫画チックですけれど、聖書では悪しき霊とか惑わしの霊、汚れた霊という堕落した天使の存在と働きについて説明しています。ま、もともと先祖の霊とか水子の霊が祟るというような事はあり得ない訳です。それは、本来は人間を危険や災いから守り助けるために造られた天使、霊的存在、その一部が堕落して神のように(ふるまい)、そして人間を惑わす、そういう霊的存在がいろいろ人を惑わすんだと言っています。ですから、そういうものに関心を持ったり、ま、言う通りにするとだんだんその支配に陥っていく、と警告もしています。

 イエス・キリストは最初にこう言いました。「神の国は近づいた。悔い改めて神を信じなさい。」そして悪しき霊のリーダー、サタンを退け、惑わしの霊に捕われている人々をみな解放しました。「神の国」というのは、神の権威、あるいは神の救いあらゆる良いこと幸いの源であると言えます。ですから、イエス・キリストによって神の恵み、救い、あらゆる幸せ、福、の基が与えられているんだ、もう来ているんだ、だから、このイエス・キリストを心にお迎えする事によって、この神の国は体験できるんだという訳です。

 「福は内、鬼は外」と豆まきをするこのシーズンに私たちは、このあらゆる悪しきものの基であるサタンを、また惑わしの霊を退けられた、そしてあらゆる福の基なるキリストをお迎えしていく、そんな意味を考えながら節分のことを思い起こし、また記念すると、意味があるように思うのですが、あなたはいかがでしょうか。この一年も、イエス・キリストにある神の国、恵み、福が豊かにあるようにと祈ってまいりましょう。

( PBA制作「世の光」2005/02/04放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会もPBAで紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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