語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【佐藤優】+池上彰 エリートには貧困が見えない ~貧困対策は教育~

2016年07月16日 | ●佐藤優
(1)ピケティによって格差に日の目があたった
 格差を語る本はたくさん出版されていたが、売れない。ピケティ・ブームが起き、『21世紀の資本論』が売れたことで、格差問題が日の目を見た。【池上彰】
 小林多喜二『蟹工船』ブームは一回限りで終わった。ピケティ・ブームは一回の現象で終わらせてはいけない。さらに言えば、ピケティを超えなければならない。【佐藤優】 
 ピケティは、日本国内で評価が分かれている。経済的な格差だけでなく、格差をどう評価するか、格差の有無をめぐる意見の格差が広がっている。【池上】
 佐藤優はピケティにきわめて批判的だ。ピケティによれば、格差を無くするためには、最終的には国家が税金をたくさんとって、再分配するという話になる。それ以外にできることはないのか。池上・佐藤の対談【注1】で一つの答えを出した。【佐藤】 

(2)テレビのお笑い番組で貧困を笑えた時代
 1980年代前半のテレビ番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)【注2】で、明石家さんまが貧乏をネタにガンガン視聴率をとっていた。貧乏が我々から遠いところにあるからお笑いのネタになった。でも今、テレビで「あなた、貧乏なんじゃないですか?」と聞くのは禁句に近い。貧乏が迫ってきているからだ。今、日本は格差ではなく貧乏が迫ってきているのだ。【佐藤】 
 児童養護施設の実態を非常に大げさに描いたドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ系)【注3】が大騒ぎになった。これをきっかけに、児童養護施設の現状を少しみんなが見るようになった。貧困の連鎖は続くのだ。親が貧困であるがゆえに、子供に対する教育ができない。教育どころか、親が姿を消してしまって、子どもが取り残される状態で貧困に陥ることもある。【池上】
 この問題は池上さんたちの『子どもの貧困』【注4】をぜひ読んでもらいたい、【佐藤】 

(3)目に見えない貧困の広がりと、目に見えない理由
 目に見えない貧困がものすごく広がって、非常に深刻な状況になっている。見えない理由の一つは、メディアという職業がエリートの職業になってしまったから。昔は、食い詰めて就職口がないような人がメディアの世界に入ってきたが、今はエリートが入ってくるようになった。だから、新宿でホームレスを見ても、“見えない”。【池上】
 貧困が見えなくなったもう一つの理由に、中学受験が盛んになり、中高一貫校に入る人が増えたことがある。自分と同じような環境の人ばかりで、ほとんど貧しい人がいない。そういう環境で育ったエリートが世の中に出ていくから、何も見えないのだ。【池上】
 今のいわゆる進学校は、「受験刑務所」みたいになっている。特に、新興の中高一貫校がひどい。数学にあまり資質のない生徒は、最初から私立文系と決めつけて、中学のときからお情けで数学の単位を与えてしまう。だから、実質の数学力は、小学生のレベルにとどまっている。その代わりに、特に英語に特化した授業をやる結果、大学生になってから極度にできないところがある人間となり、教養の水準が落ちてしまう。【佐藤】 
 ひたすら効率よく東京大学を突破するような教育をやっている学校もあって、そうなると教養書なんて一切読ませない。邪魔なだけだと。【池上】

(4)かつては格差拡大を食い止めようとする仕組みがあった
 東大でいえば、かつては法学部でも、経済原論はマルクス経済学と近代経済学の二つ、勉強していた。官僚になる試験には必ずマルクス経済のものが出たので、エリートになるためには、体制とは反対の思想を勉強しなければいけなかった。それは、ヘゲモニーとなっている思想が違ったから。受験に役立つからマルクス経済学を読んでいた。すると、小役人になった後、「管理通貨制度は完全には管理できないし、市場の管理もできない。どこかに恐慌の影がある。もし恐慌を阻止しようとするなら、公共事業で戦争をやる必要があるな、公共破壊事業のようなものが必要になるな」ということが、マルクス経済学を勉強した片鱗で分かってくる。だから、やり過ぎない。【佐藤】 
 マルクス経済学を勉強していたことが、エリート官僚たちの、どこか歯止めになっていた。日本は国家独占資本主義と呼ばれたりして、さまざまなところでがんじがらめの規制はあるが、とんでもない搾取なり、格差拡大を食い止めようとする歯止めなりが、あちこちの仕組みにあった。それが行き詰まったということもあり、規制緩和へと一気に流れ、歯止めだったマルクス経済学的な知性がまったくなくなり、ブレーキが利かないまま、暴走している。【池上】

(5)貧困が教育の右肩下がりを生んでいる
 経済の右肩下がりと同様に、教育も右肩下がりになっている。世代間でいえば、私の父母の時代よりも、我々のほうが教育の水準は高い。我々は高等教育を受けているが、父母の世代は中等教育。これまでは、子どもは親の教育を超えてきたが、いま起きているのは逆の問題だ。【佐藤】 
 国際基準で考えると、大学4年間の教育期間では、足りなくなっていく。1年くらいの留学も必要になるし、修士号も取得しないといけない。そうなると、教育費は7年間分必要になる。つまり、私大だと、今の水準で650万円、国立で400万円の授業料、プラス生活費が必要になる。海外の大学へ留学させる家庭も出てくるだろうし、なにより、経済的なことが理由で子どもに進学を断念させる人が増えてくる。【佐藤】 
 親が高等教育を受けていたら、その子どもが大学に進学すべきか、就職すべきか、それとも専門学校に進学すべきか、という節目に適切にアドバイスできる。ところが、親が高等教育を受けていないと、大学がどういう場所かも分からないから、アドバイスできない。子どもが高等教育を受けるという可能性を最初から排除してしまう。その結果、夢が小さくなる。それが収入に結びついてきて、貧困のサーキュレーション(循環)になる。ここが、教育の右肩下がりで一番危険なところ。教育を受ける機会を一回外れると、その家族から貧困が再生産されていく。【佐藤】 

(6)教育こそ貧困撲滅の道
 だから今こそ、教養が必要だ。<例>連続殺人犯で死刑囚だった永山則夫は、拘置所で初めて『資本論』を読んだが、『資本論』を読んだことによって、自分がどうしてこんなに貧しかったのか、どうしてこんな事件を起こしてしまったのか、初めて客観的に知ることができた、と言っている。これを知っていたらきっと私は殺人犯にならなかっただろうと、『無知の涙』【注5】を出した。自分の置かれている環境を客観的に見るものとして、『資本論』は役立つ。【池上】
 格差を放置しておく、特に教育が経済と結びつくようになると、能力はあるのに教育を受けられないことを社会のせいだと思い詰める人が出てくる。つまり『罪と罰』のラスコーリニコフの世界だ。世の中の格差とか、構造的な貧困を一挙に解決しないといけないと思って、過激な行動に出る人は必ずいて、「イスラム国(IS)」の怖さはそこにある。そうなると、日本の社会から内発的なテロが起きてくる。テロ対策という観点からも、貧困は是正していかなくてはならない。特にインテリの貧困層が出てくると、社会をものすごく不安定にさせる。【佐藤】 
 かつてフィンランドは、ソ連が崩壊したときに経済的危機に陥り、失業者が増えた。そのとき国は、教育にお金をかけた。教育にお金をかけ、よき納税者を育て、国の財政を立て直そうとした。貧しい子どもでも、大学まで行かせることで、きちんと働くことができれば、よき納税者になる。とても明快な教育目標だった。一方、日本で、教育の目標は何か。「国を愛する心を育てる」か? 非常に曖昧だ。国は将来を考えたら、能力があるのに貧しさゆえにその先に行けない、能力が発揮できないことこそが問題だ、と考えて、仕組みを作っていくことが重要だ。【池上】

 【注1】池上彰×佐藤優『希望の資本論』(朝日新聞出版、2015)
 【注2】1981年5月16日から1989年10月14日まで毎週土曜日20:00 -20:54に放送。
 【注3】2014年1月15日から3月12日まで毎週水曜日22:00 - 23:00に放送。
 【注4】池上彰・編『子どもの貧困: 社会的養護の現場から考える 』(ちくま新書、2015)
 【注5】永山則夫『無知の涙』(河出文庫、1990)

□対談:池上彰×佐藤優「エリートには貧困が見えない」(『AERAの民主主義』、朝日新聞出版、2016)/【初出】「AERA」2015年5月25日号
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 【参考】
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【佐藤優】急進展する日露関係 ~安倍首相が取り組むべき宿題~
【佐藤優】日露首脳会談をめぐる外務省内の暗闘 ~北方領土返還の可能性~
【佐藤優】殺しあいを生む「格差」と「貧困」 ~「殺しあう」世界の読み方~
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【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 
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