新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

生き甲斐と悲哀の美学

2018年01月25日 00時21分59秒 | 写真と俳句

 「お若いですねェ~」 と、それなりに高齢な男性に声を掛けると、時には、

 「いやーそんなでもありませんが、まだ現役なんですよ」 と、返ってくることがある。

 男性にとって、現役であるかないかは、大きなチェックポイントだ。

 小室哲哉の引退会見における「男性としての………」というクダリも、かなり重要。

 男性はあらゆる面で、いつまでも兵士でいたい。

 そこに生き甲斐や悲哀の源泉があるのだ。

 いやいや決して哀れんで頂かなくて結構。悲哀もまた男の美学だ。

  現役といふ名の兵士浮寝鳥   ひよどり 一平

  (げんえきというなのへいしうきねどり)

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散る山茶花

2018年01月24日 12時46分24秒 | 写真と俳句

  咲く山茶花はとても魅力的ですが、散る山茶花にもまた深い風情があります。

 地面一帯に散った花びらこそが、山茶花の真の姿ではないかとすら思いたい。

 胸の底の悲しみを隠し、あっけらかんと散っている山茶花。

 誰かの代わりに、深い悲しみに耐えているような姿に思えるのです。

   かなしみは散るさざんかとやって来る    ひよどり 一平

   (かなしみはちるさざんかとやってくる)

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君が好き

2018年01月23日 12時00分06秒 | 写真と俳句

 この地方にしては大雪だった。

 朝起きて後の最初の判断は早かった。

 「雪掻きはしないぞ!」

 威張れることではないが、なまじの抵抗はしないことに決めた。

 上は雪を被ったグランドの紅梅。せっかくの蕾は、どのようになるだろうか。

 雪から枯草が頭を出していた。可愛いではないか。

   雪女郎溶かしたいほど君が好き    ひよどり 一平

  (ゆきじょろうとかしたいほどきみがすき)

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大雪の気配

2018年01月22日 15時20分29秒 | 写真と俳句

 気象情報が大当たりで、雪か霙が降り出しました。大雪の気配があります。

 こんな日は家に籠もるのがベストです。

 午前中は五反田でしたが、明日の用事をも済ませて、家に急行しました。

   霙るるや懸念いつしか消えてをり   一平

   (みぞるるやけねんいつしかきえており)

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見て見ぬふり

2018年01月21日 23時15分03秒 | 写真と俳句

   あくまでも見て見ぬふりか寒鴉   ひよどり 一平

  (あくまでもみてみぬふりかかんがらす)

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