言葉では幾度か失敗をしている。人を傷付けてしまったこともあった。
痛い目に遭ったこともあるので、かなり慎重になってきているのだが、それでもまた失敗するのだから情けない。
言葉はまた、時によって一人で歩き始め、誰かに悪用されることもありそうだ。
先方に誠実さがなければ、もはやどうにもならない。
言葉にはそんな怖ろしさが潜んでいる。
そんな怖ろしさから逃れるには、なるだけ人には関わらないほうがいいのかも。
この頃、つくづくそれを感じるのだ。退嬰的になった感じ。
寒ひでり発した言葉の行ったきり ひよどり 一平
(かんひでりはっしたことばのいったきり)