新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

愛すれど伝えず

2016年02月23日 07時06分30秒 | 写真と俳句

 梅は真っ盛りの様子です。

 上の写真は新宿御苑の紅梅。今が見ごろです。

 少し離れたところの河津桜は、ほぼ真っ盛り。凄い人だかりでした。

 暫くの間、私は紅梅の周りをウロウロ。

 ツンとお澄ましですが、梅は桜のように人を迷わせません。

 それがまた、少しばかり不満。

 ちょっかいを掛ける気になれない。

 騙されれば怒るクセに、そっけないと物足りない。

 あくまでも懲りない男です。

    紅梅を愛でて伝へることもなし   ひよどり 一平

 

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佐保姫

2016年02月21日 20時05分03秒 | 写真と俳句

 暦の上では春だが、日によっては肌寒い。

 この日は運がよく、日差しが柔らかくて優しかった。

 春の野山の造化を司る佐保姫さんが、この公園に降り立ってくれたらしい。

    佐保姫の降りて母子の昼餉かな   ひよどり 一平

   (佐保姫は春の季語)

   

     

 

 

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どっと歓声

2016年02月21日 08時23分38秒 | 写真と俳句

 湯島天神の境内。

 猿廻しの若いおねえさんと猿の芸が歓声を浴びていました。

 たどたどしいところはありましたが、一人と一匹の気合いもほどよく、善男善女を喜ばせていた。

 写真は次の公演(?)までのいっときです。

   猿芸にどっと歓声梅香る   ひよどり 一平

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望郷

2016年02月20日 07時40分22秒 | 写真と俳句

 春が兆すころになると、しばしば故郷を思います。

 これは人それぞれなのでしょうね。

 私の場合、春は故郷へつながり、故郷となれば、人恋しさに向かいます。

 「人恋しさ」と言えば、「母」とか「初恋」なのでしょうが、そこへは結びつきません。

    望郷や漁師訛りと花奈漬  ひよどり 一平

 

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水温む

2016年02月19日 19時42分32秒 | 写真と俳句

 池の鯉の動きが凄い。

 「動き」ではなく、不気味な「蠢き」に見える。

 躍動の前の蠢きなのだろうか。

     くろぐろと鯉うごめけり水温む  ひよどり 一平

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