梅は真っ盛りの様子です。
上の写真は新宿御苑の紅梅。今が見ごろです。
少し離れたところの河津桜は、ほぼ真っ盛り。凄い人だかりでした。
暫くの間、私は紅梅の周りをウロウロ。
ツンとお澄ましですが、梅は桜のように人を迷わせません。
それがまた、少しばかり不満。
ちょっかいを掛ける気になれない。
騙されれば怒るクセに、そっけないと物足りない。
あくまでも懲りない男です。
紅梅を愛でて伝へることもなし ひよどり 一平
梅は真っ盛りの様子です。
上の写真は新宿御苑の紅梅。今が見ごろです。
少し離れたところの河津桜は、ほぼ真っ盛り。凄い人だかりでした。
暫くの間、私は紅梅の周りをウロウロ。
ツンとお澄ましですが、梅は桜のように人を迷わせません。
それがまた、少しばかり不満。
ちょっかいを掛ける気になれない。
騙されれば怒るクセに、そっけないと物足りない。
あくまでも懲りない男です。
紅梅を愛でて伝へることもなし ひよどり 一平
暦の上では春だが、日によっては肌寒い。
この日は運がよく、日差しが柔らかくて優しかった。
春の野山の造化を司る佐保姫さんが、この公園に降り立ってくれたらしい。
佐保姫の降りて母子の昼餉かな ひよどり 一平
(佐保姫は春の季語)
湯島天神の境内。
猿廻しの若いおねえさんと猿の芸が歓声を浴びていました。
たどたどしいところはありましたが、一人と一匹の気合いもほどよく、善男善女を喜ばせていた。
写真は次の公演(?)までのいっときです。
猿芸にどっと歓声梅香る ひよどり 一平
春が兆すころになると、しばしば故郷を思います。
これは人それぞれなのでしょうね。
私の場合、春は故郷へつながり、故郷となれば、人恋しさに向かいます。
「人恋しさ」と言えば、「母」とか「初恋」なのでしょうが、そこへは結びつきません。
望郷や漁師訛りと花奈漬 ひよどり 一平
池の鯉の動きが凄い。
「動き」ではなく、不気味な「蠢き」に見える。
躍動の前の蠢きなのだろうか。
くろぐろと鯉うごめけり水温む ひよどり 一平