新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

とある日の思い

2021年09月15日 11時29分32秒 | 写真と俳句

     ふるさとの友みな仏まんじゅしゃげ     ひよどり 一平

  (ふるさとのともみなほとけまんじゅしゃげ)

   ・・・・・・・

 故郷に残っていた血気盛んな旧友の多くは、すでに他界してしまった。

 若い頃から病気がちだった私のほうが、病気を重ねながら、なんとか生きている。

 寿命なんて、判らないものだなあと、つくづく思っている。

  ・・・・・・・

 生きてはいる。がしかし、医師の処方箋が頼りの生活なのだから、「健康」と言って憚らないかといえば嘘になる。

 この年齢となり、その上、クスリに助けられているのだから、真っ正直に言えば「不健康」なのだろうが、それでも「おおむね健康」くらいの意気込みで日々を送っていた。

 そんな私だから、「若干無理気味」な行動を心掛けていた。しかし、そんなところにコロナ禍だ。

 これには参った。「この歳なのだから、どうでもいいや」というわけにもいかない。それでは世間や社会に大迷惑をかけてしまう。行動範囲が大幅に狭くなってしまった。

 足腰が弱り、心も狭くなった。周囲に迷惑をかけているとも思う。

 まだ生きるつもり。であれば、気付いたことは直さなければならない。

 上は、とある日のひよどり一平の感懐だ。

 われ思ふゆえにわれあり秋の風・・・・どこかで聞いたような句だ。

 

 

コメント (4)
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