秋風や名を知らぬ実の揺れてをり ひよどり 一平
(あきかぜやなをしらぬみのゆれてをり)
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「名を知らぬ」などとは、言ってはならないと思う。
初めて目にした植物だとしても、「知らぬ」で押し通すのは勉強不足であり、傲慢この上ない。
せっかく目に付いたのであれば、調べた上で句にすべきなのだ。
が、それはそれとして、「名を知らぬ実」と「秋風」が、融和しそうに思って使ってみた。
言い訳が過ぎるかもしれない。.
問題は俳句として鑑賞に耐えるかどうかなのだが、その点については自信があるわけではない。
見苦しい言い訳までしているのだから、言語道断。