一昨夜、「はらわたの会」の忘年会を、東京駅のいつものところ開いた。久しぶりにフルメンバーが参加した。
この会が、どのようなキッカケでスタートしたのであったか、今や薄ぼんやりとしか覚えていない。
かなり以前のある日の深夜、石和温泉から電話がかかってきた。
仲間たちが集い、宴会を開いていた。その場で「はらわたの会」が発足したらしい。
はるか離れたシラフの私が、会発足の乾杯をやらされた。
「はらわたの会」はそれ以来なのだ。
メンバーの多くはリタイアし、今はそれぞれがそれぞれ元気で頑張ってやっている。
いつしか話題は、親や連れ合いの介護のことに移った。
老老介護の問題も話題になった。各々にとって、切実な現実なのだ。
福祉だ介護だと叫んでみても、財源がなければダメだし、人手が揃わなければ手も足もでない。
逃げ回ることのできない国民的な課題だ。大いに呑んで大いに語らい、来年を期して散会した。
今、突然の総選挙で、政治家は大いにアタフタしている。
「何のための選挙なんだか」
私はとんと気が入らない。
「大義なき選挙だ!」 力んで大声を上げた政党がほとんどだったが、始まってしまえば大義もヘチマもない。
こんな「気まぐれ政治」でいいのか?
阿倍首相は、争点を「アベノミクス」だと言っている。果たしてそうなのか?
とにかく、へんな選挙だ。しかも、選挙に要する費用は700億円だとか。
わが家のような場末には、今になっても、「宣伝カー」の音は聞こえてこない。テレビでしか選挙を味わえない。
しかし、ブツブツ言ってみても始まらない。今日は「不在投票」をやってきた。
「××新聞ですが、出口調査のご協力をいただけますか?」
腕章をした若い女性が声をかけてきた。
「地方区では誰に投票しましたか?」
「比例区ではどの党を選びましたか?」
正直に答えておいた。
写真は谷中付近で見たポンプだ。今は使用されていない様子。
ふっと、わが身を思った。