いささか時季遅れの話。
8月下旬、二人の孫たちが帰って行った。
彼女たちはほぼ一ヶ月の間、私の部屋の主として君臨していた。
毎年のことなのだが、帰ったあとには、何枚かの手紙や絵が残されている。
絵は私の顔がほとんど。
まーるい顔。頭にはちょっぴりの毛髪。太い皺が4本。眼が細くなって笑っている。
なるほどなァ~、孫たちに見せている顔はこんなだったのだ。
然るに、現実の顔はどうか!
頭髪の乏しさや額の皺はその通りだが、眼は笑っていない。
しかも、眉間には太い縦皺。不機嫌を精いっぱいに演出している。
孫に見せていた顔と日ごろの顔。
孫に見せていた顔を日ごろの顔にしたい!
写真は平成22年10月に撮影した川越の羅漢像。
ここまでの悟り顔にはなれないが、せめて眉間の皺を減らしたいものである。