新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

わが秋思

2014年09月12日 16時40分51秒 | 身辺雑記

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  俳句の季語に、「春愁」と「秋思」がある。

  花が咲き、小鳥が囀り、心が浮き立つ春なのに、ふと心を誘うもの思い。

  とらえどころのない憂いやそこはかとない哀しみ。

  明るさや希望の中で感じてしまう哀愁が「春愁」。

  極言すれば、贅沢な気の迷いみたいなものかもしれない。

  「春愁」には、そのようなニュアンスを感じている。

  一方で「秋思」は、盛りから衰えに向かう季節にあって、人生の寂寥や生存の悲しみみたい  な、もの。

  つまり、より根源的な悲しみなのではなかろうか。

  80年のよわいを重ねた私が、「今」感じている「思い」は、「秋思」なのだろうか?

   立つ波と砕け散る波わが秋思  ひよどり 

  私は時折、このようなことを書いてしまう。

  決まって若い友人から、お叱りのメールが届くことになるのだ。

 

 

 

コメント (2)
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