新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

常識を疑う

2010年07月13日 07時37分05秒 | コラム・エッセー

 先の参院選で、民主党が大敗を喫した。

 責任論が、党内を吹き荒れている。

 菅総理としては、代表選が予定されている9月までは、現体制で行きたい意向。総理の立場からすれば、当然の判断と言える。

 総理が「ちょくちょく変わる」のでは、外交上の支障もある。それも分かる。

 しかし、だからと言って、神奈川選挙区で落選した千葉法務大臣を、そのまま居座らせるというのは如何なものか。

 民主党がよく使う「直近の民意」が、千葉大臣に「ノー」が突きつけたのだ。その人を、こともあろうに「法務大臣」に居座らせるのは筋が通らない。

 千葉景子氏だってイヤなはずだ。「サヨク」っぽいこの人を私は嫌いなのだが、それにしても気の毒ではないか。

 大臣は行政の「長」だ。指揮権を発動することもありうる。外交案件に参加することだってあるかもしれない。部下の心情も複雑なはずだ。

  お家の事情で、「9月の代表選までは現体制で」という理由で、落選議員を大臣ポストに就けおくのは大問題だ。

 千葉大臣を退任させ、菅総理か仙石長官が兼務することだってあるではないか。

 民主党とはその程度の頭脳なのだ。菅直人や仙石由人の常識を疑う。

 このような人たちに、国政を委ねる危うさを考え、あらためて慄然とした。

コメント (8)
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