新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

牡丹咲く

2008年05月07日 09時28分57秒 | 写真俳句・エッセー

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牡丹咲く炎の色を伝へたし

 うまくいくかなあ。

 そのようなことを考え、逡巡していては、恋は成就しない。

 盲目になれとは言わないが、突進の意気がなければ打開できないのではないか。

 若い時代は突進の意気があった。

 周囲が見えなくなり、突進だけを選択していた。

 ところが中年以降ともなれば、身につけているものも多くなってきている。

 身分、体面、家族、社会的地位。

 それらをうち捨てて恋に走ることの難しさ。

 過去の失恋の経験から、臆病という殻も身に纏ってしまった。

 身に纏うものが多くなった老境の恋は、青年期を越える内なる炎がなければ、二重三重に纏った殻を突き破れない。

 炎は緋の色。

   牡丹咲く炎の色を伝へたし   鵯 一平

 

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コメント (14)
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