新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

木瓜まっか

2008年05月02日 11時04分21秒 | 写真俳句・エッセー

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諍ひを鎮めし夕べ木瓜まっか

 諍いはイヤですね。どんな些細なことでも、あとに残ってしまいがちです。

 國と國との諍い、これは戦争。永遠になくならないもののようです。

 どっちが勝っても、火種は残ってしまいます。

 国連は肝腎のときに、役に立たないかもしれません。拒否権を有する國が5か国もあるのですから、すんなりと和解成立ができる例は少ないでしょう。

 國の中での民族紛争や宗教紛争も、厄介な争いごとですね。局外者が介入しても、なかなか真の解決には進まない。

「理解もできていないクセに、お節介はよしてくれ!」

  そのように言われかねません。

 日本国内での「政治ごっこ」は、始末に負えませんね。税金の無駄遣いです。

 国民をそっちのけにして、誰もが正義面ではしゃいでいます。

 大きな声では言えませんが、正義なんてどうでもいいんです。国民の生活を守ってくれさえすれば、私なんぞはどっちにだって転びます。

 正直なところ、何をしてくれようとしているのかよく見えません。

 癒着やら私利私欲などが錯綜していて、これが果たして政治なのでしょうか。

 地域社会や親族などの諍いも、かなり厄介ですね。

 なにしろ狭い範囲内でのことですから、火だねが残ったら再燃します。

 再燃しそうな雰囲気が続いたのでは、当事者の神経は参ってしまいます。

 だからこそ、「時の氏神」が必要なのです。

 もっとも、それらしき人でなければ、仲裁人は務まらないでしょう。

 金銭が絡んでいる揉め事に、借金まみれの仲裁人では形にもならない。

 男女の揉め事だったら、浮気男が仲裁に入ったってまとまるわけがありませんね。

 それなりの人でないと務まらないのが、「時の氏神」たる仲裁人のようです。

 腕っ節だけが取り柄というタイプも、いっときの納めには役立つかもしれません。

「オレの言うことをきかねえと、腕をへし折るぞ!」ってな気合いですね。

 理屈なんぞはどっちでもいいんです。

「まあまあ、ここのところは私の顔を立てて……」

 揉め事の当事者も、そんな仲裁人が出現したら、さっと乗った方がいい。

 もともと黒白がはっきりしている場合は、長くは揉めないものです。あっさり決まってしまいます。

 51点と49点だからこそ、長く揉めるのです。五十歩百歩なのですから、仲裁人が出たら、双方とも引いた方がトク。

 イヤな感じが残らない「分かれ」を作るべきなんです。

 もちろん、仲裁人たる者、タイミングを外してはなりませんね。

 はやる心を抑えながらじっと待って、時を得たと思ったらサッと手をあげる。

 気合いがむずかしい。「時の氏神」たる所以です。

   諍ひを鎮めし夕べ木瓜まっか   鵯 一平 

  

 わが家には今、ちっちゃな怪獣がきています。

 プラチナ世代の二人、てんてこ舞いになっている状況です。

 

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コメント (8)
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