新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

綿毛の巣立ち

2008年05月10日 10時43分45秒 | 写真・エッセー

 芍薬の中で共生していた野草(ノボロギク?)の綿毛が、巣立ちの風を待っていた。

  そこへ一陣の風。綿毛がフワーッと浮いて流れた。

 綿毛たちのほとんどは、一気に飛び去って行った。

 しかし一部の綿毛は、親元の茎に止まって、早くも羽根休め。

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 ほかの一部は、芍薬の茎に止まって、羽根休めをした。

 まるで芍薬の蕾に向かって、巣立ちの挨拶をしているようだ。 

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 更にほかの一部も、芍薬の葉に止まって、近所付き合いのお礼を申し述べていた。

 幾日かを過ごした共生の場。離れ難いものがあったのだろう。

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 少し強い次の風があれば、この綿毛たちも、新たな天地へ向けて飛び去って行く。

 晩春のひとときであった。

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コメント (22)
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