農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

耕さない農法を改めて考える

2019-04-14 11:09:11 | 日本不耕起栽培普及会

30年近く(農を知る」をテーマに日常を綴ってきたが「慣行農法」という壁にぶち当たりまったく農業の固定概念を変えることはできなかった。車で走れば裸地でもうもうとした砂埃で車の前が見えなくなる現実を変えることはできない。高齢化する農家の人々は農地でない土地は除草剤を播いても良いという勝手な判断で葉をからす。ホームセンターでは除草剤がうずたかく並べられている。このような現実に誰も異議を立てようとする人はいない。原発の事故後も再稼働を抑えられない。愚痴をこぼしながら発信だけは許されていると喜ぶ程度なのか。

しかしブラジルの続木善夫さんの「病虫害の生理的防除」の理論と実際や柳町さんが紹介してくれたアメリカ、アフリカにおける不耕起栽培に関する本で「土・牛・微生物」は初めて耕す農法に反旗を翻して抵抗の本である。官民挙げての研究ができるアメリカがうらやましい。現実の現場を見たい気もする。まだ3分の1程度しか読破していないがわくわくするようである。作者はD・モントゴメリー片岡夏実訳である。片岡さん訳していただいてありがとう。


佐倉の塾用苗萩谷さんが奮闘、順調に育つ

2019-04-14 09:35:07 | 日本不耕起栽培普及会

成苗の育成は寒さを生かしての低温育苗であるからそれなりの苦労がある。広島の今井さんが毎日ネットを通しての映像の交換で水田への苗出しまでを経過して3月16日播種後4週間で2.5葉までたどりついた。今年の天候は昨年とは異なり従来の冬型で展開している。昨年と同じ感覚では苗は育たなかった。私は稲敷の福田さん宅で露地での育苗に挑戦しているが、播種日も3月24日とさらに1週間遅れで播種しているのでまだ1葉展開と遅れている。連休を目標に田植えをしたいがかなり遅らせないと成苗まではいかないだろう。とりあえず萩谷君の苗を紹介しよう。たまたまカモの被害を受けた宮部・木下さんたちが20枚ほどいただきに来て、水田への苗出しを手伝ってくれた。