農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

育苗床の踏み込み温床の簡略化あれこれ

2022-01-07 10:35:00 | 日本不耕起栽培普及会
サツマイモの苗を昔に作ったことがあるが正式に作ると場所もとるし、資材もかかるので簡易な方法を考えていたら東庄町の佐久間清一さんが三重県の橋本力男さんのやり方を紹介してくれた。ハウスでも露地でも風が当たらない場所を選び床を30センチほど掘り起こし古畳で囲い、落ち葉、もみ殻、稲わら米ぬかなどを準備する。有機の素材としては油粕、魚かす、焼成骨粉などをつかう。今回菜種かすの代わりに大豆のくずを使ってみようとおもう。10年ほど前に神崎にいたころ試したことがある。現在の慣行での苗づくりはウイルスフリーの試験官で作る苗が主流になり、苗の専門店でかってもなかなかうまくいかない。佐久間さんは昔の品種で小金千貫を無肥料で栽培し焼き芋としておいしくいただいた。私が小さい頃でんぷん用のサツマイモとしてでかくして育てていた。同じ東庄町で岡野哲也さんは5年連作で芋つるをユンボで刈り取っている。土を採取させてもらったがユンボを使っているためか土が固かった。品種を紅あずまにしているが最近保存の点で問題があるようだ。サツマイモ1作で他はあかしているそうだが小麦でも播けばいいのにと思った。