農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

野菜類に含まれる葉の中のN、特に硝酸態窒素について

2015-12-26 11:07:53 | 日本不耕起栽培普及会

最近吉田弘幸さんに触発されて葉の中に含まれるNの含量を簡易に測定できる機械を入手し、身近なところで実験をはじめた。和田の斉藤和さんが栽培するハウストマトでN含量が多くなると虫が発生しやすくなり、カルシュウムを含む酵素液を開発し名付けて「サクラ酵素」といい、これを葉に散布するとN成分が低下しアブラムシやカメムシの被害がなくなるということである。その裏付け実験である。普通の慣行で化学肥料を使った農家のホウレンソウで4800ppm

ブロッコリーで9900ppm、からし菜で2700ppmであった。斉藤さんのサクラ酵素を散布したホウレンソウは270ppm、大根の葉で950、ねぎの青い葉で170ppmであった。

私の自宅の旭で採取した菜花で1300、ブロッコリーで1800、虫だらけのキャベツで910ppmであった。今のところ判定については差し控えるが旭のサンプルは写真にしました。