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農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

2番穂の可能性を検証する、今年の塾が終わっても刈り取りに全員集まる

2023-12-09 09:50:41 | 日本不耕起栽培普及会
相模原で小川誠さんが多年草の稲を研究しているが、その話を聞いて高刈りで下を残せば2番穂の生育も良かろうとコシヒカリで実験的に取り組んだ。結果は昨年よりは芳しくなかった。しかし昨年栄町で周りの農家の2番穂を含めて刈り取らせてもらって150万円ほど稼いだという俊君の話だと5,6年初めて今年が最も収量が上がった話である。たかがりができる汎用コンバインで短く上だけ刈る。品種はツブスケ、とかフサコガネの早生の種類が適している。10a当たり1俵半で栄町とか神崎の平らな水田が作業性がいいため向いている。今のところ誰も取り組んでいないので稼ぎ放題でからしてもらって喜ばれている。今年は温暖化で稲の育ちも良く10月末から始めて300俵を超えている。味的にも良いと評判でお米屋さんからリクエストがある。
実験田で穂刈りをやって懇談をしているところ
佐倉の和田小学校の脇で、最近は猪も畦を掘り返している。メダカやタニシ、赤ガエル、シュレーゲルアオガエルなども生息する自然豊かな環境である。

コロナが一応終結し大きな転換点となった。私も82歳になり現役と言われた時代は終わった。

2023-11-29 14:55:24 | 日本不耕起栽培普及会
平和憲法を掲げ9条を死守する。と言ってきたのに岸田政権になって軍事拡大、予算の裏付けがなくても既成事実で彼は勝ち取ったかの顔をして時間稼ぎに入っていった。
私は9月1日室内で転んで肋骨を折った。翌日は塾生に来てもらって送り迎えをお願い。翌日の日曜日救急で診断の結果骨折していた。それでも10月になると復活して、いすみの研究集会にも参加できた。11月にはカーブスのトレーニングセンターにも出席でき平常の生活にもどった。しかしからだのふら付きは回復できず、農作業への復帰は単独では不安がともなう。今後の塾の開校をどのようにすべきか悩ましいところである。
米と野菜の栽培に関して戦後の我々世代で近代科学の方向性は大筋リービッヒのドべネックの桶に従って慣行栽培で多収穫をめざした。農薬、化学肥料を使わない有機、自然農法の技術は排除され、有機JASも10%以下に留まっている。またゲイジ飼で閉じ込めて飼われた鶏が頻繁に鳥インフルエンザで殺害されている。原因は空を飛来する野鳥が原因とされるが、羽根をばたつかせることもできない狭いゲージの中で病気にかかりやすいことは自明の事実である。平がいで土を食べ、羽根を自由に動かせる鶏の飼い方に変更すべきである。わかり切ったことができない国家はいずれ衰退する。基本はやはり土とのかかわりができるかどうかである。」

麹の作成と大豆の脱粒を並行しておこなった。脱粒は斎藤さんのガラス温室でおこなう。

2023-11-29 13:40:39 | 日本不耕起栽培普及会
ここでの作業は手作業でおこなう。野菜などの作業用のコンテナを用意しそこに叩きつけて大豆の木から実をはがす。それを箕に移して残骸を取り除く、ブロアーを活用すると時間短縮となる。そこからさらに形の悪い粒や虫食いの粒を選別する。農薬、化学肥料を使わず米ぬか、ボカシ肥料、除草剤は使わないなど安全にこだわった管理を行っている。大分の赤峰勝人さんの循環農法を参考にして虫は殺さない、雑草は刈り取って、敷草とする。などで例えば虫に関しては5,6年前から神の虫と言って殺害はしない。有機にこだわった管理となる。
ガラス温室内でブルーシートを敷いて脱粒する
脱粒後の乾燥のそろいをよくするために干す、品種は小糸在来、アゼクロ、丹波黒、丹波白
収穫後ガラス温室に持ち込んで1,2週間かわかす。コメの玄米も同じようにここで乾燥させるががん米の場合は14.5パーセントを超えないように時間単位で管理が必要である、12,3パーセントまですぐに過乾燥となりやすい。

大豆塾、11月12日、大豆を収穫しその後地に小麦を播種、忙しい毎日だった

2023-11-29 13:12:09 | 日本不耕起栽培普及会
温暖化のしわ寄せで、大豆の場合も私のところでは例年にない不作だった。11月12日には畑では小麦を塾生で播種した。11月28日には発芽がそろい、次の段階にはいった。収穫後の大豆は白金の斎藤さんのガラス温室に運び乾燥させる。例年の3分の1程度の収穫であった。幸い福田農場の大豆が例年なみだったので救いであった。11月26日の塾生と昨日福田、桑山、鳥井で脱粒、残りを12月2日行うよていである。
今年は高校生10人が加わり作業ははかどった。小麦の種まき。ウサギの食害を受け大豆はとれなかった。
竹藪に囲まれ竹による生育ひがいもある。

多古の桜宮自然公園、天井田でもミドリマイの刈り取りを11月6日に行う

2023-11-08 08:54:45 | 日本不耕起栽培普及会
このミドリマイ水田は不耕起栽培ですでに17年目で堪水が可能で上下2枚あって上の水田がメダカが住み着き昨年から『メダカの学校』が観察できるので香取の藤崎さんの昔のすいでんが再現できたと喜んでいる。春先には日本赤ガエルも産卵し黒一色の帯ができる。お米の出来はあまり期待できず環境保全といった感じになるのでしょうか。今年は春先の水管理ができず草に覆われたり猪が3,4年住み着き徘徊している。生態的に人間と共生しながら過ごす方法を模索している。5年前の冬には1頭のサルがやってきてはるにここで命を絶った。様々なドラマがあって生き物の世界を体験できた。縄文の時代からここは大切な生き物の命をつなぐ場所になっていたのだと感じている。若い人達につないで生きたいと思うしだいです。
6人で刈り取りを行う
11月に刈り取られる幻の古代米
3月5日赤ガエルの卵かい