波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

運命の子

2019-01-30 01:52:24 | ワンコ
こんばんは、白黒茶々です。
前回の日記は、私が里子に出されていたスピッツの仔犬を迎えに行き、飼い主さんのご自宅の前まで来たという、いいところ(?)で終わっているのですけど、今回はその続きではなく、伏線から入らせていただきます。



時は昨年の秋、ところは大阪府高槻市にある、ホームセンターのカインズホームのペットコーナーにまでワープします。 そちらには日本スピッツの男の子の仔犬がいて、私のスピ仲間でその地域の地元民でもあるももにゃんさんは、その動向を気にしていました。その頃彼女は、買い手となる新しい家族が決まるかどうか、しょっちゅう見に行っていたそうです。 ずっと彼の顔を見ていたいのですけど、早く行き先も決まってほしいですし、嗚呼~どぉしよ~ ………と、葛藤されていたことと思われます。ちなみにその仔スピは6月10日に、長野県のブリーダーのもとで生まれたそうです。
それからしばらくして、「新しい家族が決まりました」という札が付けられ、彼はいなくなったのですけど………



「地域といい(現在は)生後7ヶ月といい、あまりにも当てはまるので、ひょっとしたら(今から白黒茶々さんが迎えに行く)里子の仔スピ君はその子かも」ということを気にされていました。私は「そのあたりのことも、確認してきます」と言って、先方のご自宅マンションの扉をたたき……… いや、私にとっては人生初のオートロックの入口を通過しました。 その一角のAさんのお部屋に、例のワンコはいました。 そちらで写真を撮るワケにはいかなかったので、ここからは皆さまはその情景を想像しながらお読みくださいませ。



仔スピ君はもともと人好きだったみたいで、いきなり現れた私にも嬉しそうな顔をしつつ、尻尾を振ってくれました。 その子のために、部屋の中にはちょっと大きめで立派なケージも置かれていました。さらにマイクロチップを埋め込んだり、ペット保険に加入していたり、………と、彼が大切にされていることが伝わってきました。



それから、ある程度のしつけもすでに仕込んでありました。ただし、奥さんがイラン系のハーフということもあって、「おすわり」や「ふせ」はペルシャ語でしかきかないみたいです。
しかし、旦那さんと共働きで家を留守にすることが多く、そのストレスから仔スピ君が前足の毛をむしるようになったそうです。私にもいえるのですけど、ペットには実際に飼ってみないとわからないことが多々あります。 できることなら手離したくなかったのですけど、新しい里親さんのいい環境で育ててもらったほうが、本ワンにとって幸せだと思い、苦渋の決断をされたそうです。彼が幸せになれるかどうかは私の努力次第なのですけど、その話を聞いて、より大切にしなければ と決意しました。



それから、その仔スピ君にはラディー君という名前がついていました。カッコいい響きなのですけど、実は私はすでに新しい名前を用意してあったのですよ 念のためにAさんに「違う名前で呼んでもいいですか?」と確認したら、すんなりと了解してくださいました。
※白黒茶々家のワンニャンの命名に関しては、いつからか漢字で1文字、読みでは2文字程度という暗黙のルールができていて、今回もそれらに基づいています。ラディー君から変わる仔スピ君の名前は、のちほど公表させていただきます。(編集部注)

あとは里親募集サイトの規定に従って、契約書を交換するだけです。 その際に、新たな飼い主として私を選んでいただくまでの経緯を少し聞かせてもらいました。里子に出すことになったラディー君に対して、応募や問い合せは20件を超えていたのは、前回の日記で触れた通り。 また募集の範囲は、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県としてあったのですけど、東は東京、西は……… 確か山陽地方まで、全国から書き込みがあったみたいです。 それに対してAさんは、受け入れ先に関しては特にこだわらず、どこでもOKだったみたいです。そして選考作業は進んでいき、2件ぐらいまで絞られたところで、私が飛び込んできたのでした。 それを聞いて、初期段階で諦めなくてよかったと、つくづく思いました。

最後に、私がラディー君を引き取ったあとの要望を聞いてみたら……… たった1つだけありました。それは、彼のその後の様子が気になるから、たまに写真を送って欲しいというのでした。 もちろん、お送りしますよ ということで、LINE交換をしておきました。それから、彼の様子は箔波日記でも見られることを改めてお知らせし、オフ会などでこちら方面に来る機会があったら必ず顔を出すということも約束して、私とラディー君はAさん宅をあとにしました。



私たちはそのまま、近くのコンビニの駐車場で待機しているももにゃんさんのもとに戻りました。 ということで、再びviviちゃんの登場となります。 「例の件を聞いてみたら、やはりカインズのあの子でした」「そうでしたかー
私はAさんのところで、ラディー君を見つけられたお店についても聞いていました。そうしたら、市内のカインズホームだということが判明し、さらに彼の誕生日が6月10日ということもわかりました。 このような形で、この子と再び逢えるなんて……… ももにゃんさんにとっても、彼は運命の子だったみたいです。



玄関にスピッツのプレートが掲げられているのは……… ももにゃんさんのご自宅です。 私たちはその後、こちらにお邪魔させていただきました。



そこには、昨春に10歳で亡くなったLambちゃんの祭壇があったので、私は最初に彼女に手を合わせておきました。



viviちゃん、少し騒がしくさせてしまいますけど、堪えてくださいね。 Lambちゃんを亡くしたあと、ももにゃんさんは再び新たなスピッツを飼いたいとは思いつつも、高齢のviviちゃんに負担になってはいけないという理由で諦められたそうです。



しかしお財布に手をかけつつ、カインズのこの子のことを見ていたことと思われます。それにしても、彼にとっては初めてのところなのに、場所見知りすることもなく、思いっきり遊び回っています。 おかげで、なかなかいい感じの写真が撮れません。



ハアハア……… なんとか捉えることができましたよ。 このようなことがあろうと思い、私は箔の形見のマナーベルトを持ってきたのですけど、それはすぐに容量がいっぱいになってしまいました。そういうこともあって、この写真ではLambちゃんの形見の紙パンツを履いているのですよ。



そのような中で、私はラディー君に代わる新たな名前を発表しました。ちなみに「波」という名前は人気アニメの「ONE PIECE」ナミをモチーフにしつつ、呼びやすさと親しみやすさと可愛らしさをから導き出したのですけど、こちらは可愛らしさの代わりにカッコよさを意識して考えました。 それは………
「狛(こま)」という名であります。もんげーなこの名前は、人気アニメ「妖怪ウォッチ」に出てくるキャラクターのコマさんと同じで、狛犬の狛です。 この字は「はく」とも読むことができて、昔箔の友達だった狛(はく)君から1文字いただきました。
※1文字というか、まるごと全部でもあるのですけど。(編集部注)
スピッツの「白」に「ケモノヘン」が付いて、カッコいいと思いませんか? それに、狛犬は神の守護獣でもありますし。ということで皆さま、今後とも狛のことをよろしくお願いいたします。


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コメント (2)
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