波と狛のつれづれ日記

日本スピッツ波と狛と、ときどき箔

越前のでっかいもの3連発(越前訪問その2)

2017-10-18 01:14:24 | 旅行記
こんばんは、白黒茶々です。
前回からの続きで、私・の白黒茶々家の1人と2頭は、福井県大野市の山の中にある、道の駅九頭竜に来ています。



そこで動く恐竜親子を観賞してから、私たちは大野市街に突入していきました。 そして、道の駅を発してから50分ほどで………



8番らーめん大野店に行き着きました。まずは、こちらでお昼ご飯といきましょう 8番らーめんは石川県や福井県を拠点にして、東海地方の一部にまで展開しているのですけど、白黒茶々地方や私の行動圏にはありません。2年前にこの地方を訪れたときに初めて食べてみたら、あまりにも美味しかったので、今回は最初から狙っていました。 お昼にはちょっと早い時間だったのですけど、すでに席待ちの列ができているようですね。そのような中で、私が選んだものは………



このお店の看板メニューでもある、野菜らーめんにございます。 「8」のかまぼこが乗っているのも、いいですね。味のほうは、塩・味噌・醤油・とんこつの4つの中から選べるのですけど、私は前回と同じとんこつ味にしました。その名前の通り、野菜が多めに盛られていて、麺にたどり着くまでかなりかかります。その麺は太打ちで、かなりボリュームがあるような気がするのですけど、あっさりしているのでツルッといけます。お腹も心も満たされたら、いよいよ観光に突入しますよ!8番らーめん大野店から車に乗って20分弱で………



たどり着きましたよ 「目の前には仏殿みたいな建物が見えるので、お寺かな?」と思われたそこのアナタ!いいセンいってますよ。



そこから門前町が続いているのですけど、ほとんどのお店が空き屋となっていて、スラム街のようです。 さらに進んでいったら………



お寺の大門が見えてきました。 ここからは有料ゾーンなのですけど、ワンコも一緒に入れます。しかし、カートに乗せるか抱っこをしていかなければならないというので……… やっぱりムリ。



とりあえず大仏様のレプリカのような像と記念撮影をしてから、彼らには車で待機してもらうことにしました。 すまない、箔ちゃ、波ちゃ。



………ということで、再び大門の前にやって来ました。すでに名前が出ていますけど、こちらは大師山清大寺こと越前大仏にございます。 箔波日記では、5年ほど前の家族旅行のレポートで触れたことがあるのですけど、最近このブログを読み始めたという方のためにも、改めてご説明いたします。 こちらのお寺は、相互タクシーの創業者の多田清翁(1905年~1991年)が、大実業家へと立身出世したことに感謝し、父母祖先が眠っていて彼が出生したこの地に、私財を投げうってバブル景気真っ盛りの昭和62年(1987年)に建立しました。 当初は観光目的で、奈良の東大寺と大きさで張り合い、入場料も3000円とこちらもビッグでした。確か、駐車料金も1000円ほどしたと思いますけど、そちらのほうは現在は無料となっております。
参拝料金は、500円にまで値下がっているので、手軽に入ることができます。 それから、こちらの大門は東大寺南大門をモデルにしていて、カメラの画面に入りきれないほどの大きさで、門内の左右には見上げるほどの仁王像が、大迫力で向き合っています。その門をくぐっていくと………



中門が続いています。両脇に、金の竜の頭を付けた棒(何か呼び方とかあるのでしょうか?誰か教えてください)が並んでいるのが、なんとも。 さらにそこを突破すると………



大仏殿がかなりの存在感で、聳え立っています。 間口58m、奥行き48m、高さ52mもあり、鉄筋コンクリート製なからも、東大寺大仏殿を超える規模となっております。そうしたら、いよいよその内部に入りますよ



大仏殿は、大仏様がすっぽりと納まる大きさどころか、かなり余りある大空間(そうですね……… 大仏様がこたつを囲んで座れるくらい)となっていました。 さらに、その壁には無数の仏像が納められていました。と、内部を仰ぎ見たら………



お待たせしました 大仏様とのご対面となります。高さは奈良大仏より2mほど高い17m。 毘盧舎那如来で、中国河南省落陽市にある龍門奉先寺座像をモデルにしたそうです。 奈良のほうはくるくるパーマの(?)螺髪なのですけど、こちらはクセっ毛ぽいですね。それよりも、顔から上半身にかけて変色しているのは、塗装が剥げたからでしょうか? 気になって調べてみたら……… 開眼供養から30年経ったのを記念して、今年の5月に一部に自然な形で金箔を施したそうです。



大仏様の大きさと質感を確認し終わったら、今度は五重塔のほうに向かいます。 こちらの回廊を進んでいったら………



その途中に九龍殿という建物があって、その内部にはこちらの九龍壁なるものが納められていました。 北京市の北海公園にある国宝を、中国政府の許可を得て再現したそうです。そのまた先には………



五重塔があるのですよ。鉄筋コンクリート製なのですけど高さは75mもあり、東寺の55mを軽く超えて日本一となります。 確か、創建当初は別途料金が課せられていたような気がするのですけど、現在は入場料に込み込みとなっております。その内部を、エレベーターと階段で上っていったら………



最上階に到達しました。 こちらからは勝山市内の眺望はもちろんのこと………



先ほど見てきた大門、中門、大仏殿、回廊、九龍殿などを含めた清大寺の全景。そのまた後方には、勝山城も臨むことができるのですよ
………と、ここまでは清大寺の大きさにばかり圧倒されてきたのですけど、退出する前に境内のもう一ヶ所に寄らせていただきます。 大仏殿の内部には、裏に抜けられる通路が開けられていて………



出てすぐのところには、動物精霊供養塔があります。こちらには、全国の火葬場で焼かれたペットが集められているそうです。



私は我が家の大事な家族でもある、猫の茶々黒ちゃ蒼ちゃらのことを想い、手を合わせました。よく見たら、その脇に束ねられている卒塔婆には、ペットのものと思われる名前が多数書かれていました。こちらは愛犬家や愛猫家の方たちには、ぜひ訪れてもらいたいです。
財を成した歴史上の実力者は、自らの人生を振り返り、世の中に貢献できることを模索した結果、新たにお寺を建立したり、建物を寄進したりするに至るということが、多々ありました。越前大仏のある清大寺は、創建当時は地元民のなかでは賛否両論あったみたいですけど、多田清翁はそんな歴史上の人物に則ったのかも知れません。 そういう私も、もし自分が大資産家だったとしたら、お寺を建立したり、別荘の山荘を地域に寄進したりしてみたいです。

私たちによる越前地方の名所旧跡めぐりは、まだ終わりではありません。といったトコで、清大寺から車で4分ほどで次の目的地にたどり着きました。 先ほどのところからもよく見えていて、私が行きそうなところといえば………



そうです 勝山城であります。本来の勝山城は、1580年(天正8年)に柴田勝安によって、現在の勝山市役所のあたりに築かれました。江戸時代初期に廃城になったのですけど、1691年(元禄4年)小笠原貞信によって再構築され、この地を治める拠点となりました。平成4年(1992年)にこちらもまた多田清翁によって、勝山城跡から離れた国道157号線沿いの現在の場所に新たに築かれた模擬城が、今日見られる勝山城にございます。
………とはいっても、勝山にかつて天守台を有するお城があったので、完全にはウソではありません。



模擬城とはいっても、少しばかりのお堀や石垣、庭園なども築かれていますね。 その中には鯉が泳いでいて、餌やりもできるようになっていました。



このお城のメインとなる天守は、姫路城を模したような外観をしていますけど、西小天守と東小天守は省かれています。鉄筋コンクリート製ながらも高さは57,8mもあり、日本一を誇っていて、とにかく大きいです。 「史実に反するようなお城は、白黒茶々さんは受け入れられないのでは?」と感じられた方もいると思いますけど、その地域にもすっかり馴染んでいますし、変わり種でもシンボル的存在になっていることですし、私としてはこのようなお城も賛成です。
………とはいっても、今回はその内部には入らず、箔と波を連れて外から写真を撮ってヨシにするつもりでいました。



模擬城のほうは静かだったのですけど、駐車場のお城の入口にあるラブリー牧場のみるく茶屋は、たくさんの人で賑わっていました。



近くのラブリー牧場というところでは、国内では数少ないジャージー牛を飼育しているみたいです。 こちらのお店では、その牛乳を使ったアイスやジェラートが食べられるというので………



私もつられて買ってきてしまいました。 やはり、みるく茶屋初心者としては、基本形で牛乳の素材の味を堪能できる、ジェラートのみるく味にしました。気になるそのお味は……… はもっ
ぬふっ ミルクの味が甘くて濃厚なのに、さっぱりしている。これは美味い



最後に、田んぼ越しに勝山城の全景を見てから、その地をあとにしました。 私は勝山城には肯定的なのですけど、天守台に竜のレリーフはやり過ぎでは と、思ってしまいました。そうしたら、今度はいよいよじんぱちママさんたちがいらっしゃる、越前大野に向かいますよ



勝山城から20分弱で、彼女らとの待ち合わせ場所となる越前おおの結ステーションにたどり着きました。 しかし、集合時間までまだ1時間以上もあるので………



名水百選にもなっている、近くの御清水(おしょうず)に寄っていきました。こちら方面に来たら、やはり飲んでおきたいですね。



その名水を、箔と波にも飲ませてあげました。 いつもの水との違いは、わかるでしょうか?
あとは休憩しながら、はちママさんたちの到着を待って……… と思っていたら、先ほどのお清水で、飼い主から水をもらっている、白ふわ2頭の姿が見えたではありませんか 私が思い描いていた登場シーンとは違うのですけど、ハチ君と一歩ちゃんでしょうか?



………と思い、確認しに行ったら、やけに大きいような……… 果たして、彼らの正体は? つづく。


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